ー前略ー
 私が韓国に住み、韓国で梨泰院事故の人災や2022年8月に起きたソウル(江南)ゲリラ集中豪雨での被害、
そして今回の梅雨の大雨被害と台風6号の被害をみて、いつも思い出す出来事が一つある。
それが2011アジア・チャンピオンズリーグ8強戦セレッソ大阪での心無い韓国人があげた「東日本の震災を祝います」の横断幕だ。

 どうしても韓国で人災、災害が起こると、心の中で「同じ様な中傷をされたら」と地域的にまったく関係のない私でさえ、
韓国人の行った中傷の傷がいまだ残っているのだ。
もちろん「東日本の震災を祝います」の横断幕を出した本人は謝罪文を出し、前面に反省しているかの様に見せたが、
どうしてもその強烈な記憶が消えない。

・文在寅「負の遺産」
ー中略ー

 2022年8月に起きた「ソウル80年ぶりの大雨」では、半地下住宅や地下駐車場に閉じ込められ死亡者が出るという災害が起きた。

 だが、この災害の原因にも文在寅時代の左派たちの手が入っていたことが最近になってわかってきた。
もともとソウルの大雨を想定し建設予定だったソウル大深島の雨水排水施設(大深島トンネル)建設計画事業が、
10年以上延期されていたというのだ。
ここに「待った」をかけたのが、セクハラ疑惑で自殺した朴元淳(パク·ウォンスン)氏の市長就任からだという。

 朴元淳氏はソウル市長を2011年から3選と続き亡くなる2020年7月まで、文在寅、李在明、朴元淳は「従北三羽烏(隠語)」とも言われ、
この3人の「ズブズブ」なつながりはよく知られていた。
そんな朴元淳氏が市長就任後に「税金の浪費」と雨水排水施設計画にストップをかけたという。

・「ゴリ押し」のパターン
 私の記憶の中では、朴元淳氏は反日、不買運動時に、ソウルに日本から入ってくる輸入製品を放射の検査の徹底調査を命じた人物である。
だが、数週間後に発表されたのは「何の問題なし(当然だが)」というものだった。

 その結果はソウル市のサイト内で掲載されていたが、まるで“事実を隠す”ように、その答えに辿り着くのに一苦労だったことを覚えている。

 日本で住んでいた頃の幼少時代、どこかで災害があれば回覧板でその地域の避難場所が念を押して知らされたり、また避難訓練もあった。
日本は地震が多い国としての心構えを小さな頃から何となくだが、教え込まれている。だが、韓国ではそういったコミュニケーションがほとんどない。
ー中略ー

 さらに、批判をしても行政や管理機関の反応が悪ければ、どこからか市民団体が入って来てデモに発展して、
要求を世論を巻き込んでゴリ押しするのが韓国のお馴染みのパターンだ。

・「責任転嫁」の構造
 高層アパート(マンション)団地も同じ様に避難訓練や浸水の対応をすることで不動産価格に影響が出た場合、
いったい誰が責任を取るのかが真っ先に問われるという。

 そんなことを言い出したら何もできないのだが、多くのところで本当に何もしていないのだ。
だから何かが起これば真っ先に「誰の責任?」となるのだが……。

 韓国では起きて来たこれまでの人災、災害、事故、政治的失策、すべてに対して何かしらの「責任転嫁」をしないと気が済まない。
本来、人災、災害、事故はしっかり原因を調べれば、決して政府、行政だけに責任を押し付けられる様なものでもない。

 地域住民の協力あっての再発防止策が出来ると私は思う。そうやって原因を調べ再発防止の対応策を練ることが重要なはずだが、
韓国では対策を練るよりも責任追及が“優先”されてしまうように思える。

 そんな責任転嫁のループを上手く取り入れ、利権を貪っているのがいまだに韓国政界にいる文在寅一派であり、
左派市民団体というわけだ。この構造はまだまだ変わりそうにないし、何ならここへきてエスカレートしてきているようにも感じるのである。
ー後略ー

豊 璋(在韓国コンサルタント)
9/1(金) 7:34配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/46bbb408f5100fe49310a3d65063ba0e7df50dd2?page=1