世界のバスケットボール界において、韓国が特に“冷遇”される地位であることがわかった。

韓国メディア『OSEN』は9月6日、「“韓国記者は決勝戦を見られない!”冷淡なFIBA…W杯で感じた韓国バスケの現実」と題し、バスケットボールワールドカップの大会取材の様子を伝えた。

■「韓国は豊かな国だが、バスケ界では辺境中の辺境」

インドネシア、日本、フィリピンの共催によるFIBAバスケットボールワールドカップ2023がグループステージをすべて終え、9月5日からマニラで決勝トーナメントに突入した。

3カ国5会場で行われた予選を価値似た8カ国がマニラに集い、本格的なメダル争いを繰り広げている。

記者は今月1日からマニラで大会を取材している。たとえ韓国バスケがW杯出場資格を剥奪されたとしても、世界最高のバスケットボールワールドカップを取材することで学べることは確実にある。

世界のバスケの潮流を韓国に伝えるという考えでフィリピンに来た。大会現場に来た韓国記者は筆者が唯一だ。

ところが4日、FIBAから「決勝トーナメントを取材する権利を与えることはできない」と一方的な通知が来た。決勝戦まで取材申請をしており、マニラに来てすでに数日間取材をしているにもかかわらず、青天の霹靂のような知らせだ。

説明を求めた。組織委員会の関係者は、「決勝トーナメントは限られた取材席しかなく、優先権のある国の記者を先に割り当てるしかない。あなたに対してはすでに取材を許可しておらず、決定は取り返しがつかない」と述べた。

FIBAではアメリカや欧州国など、強力な代表チーム、大規模な市場を持つ国の影響力が非常に大きい。

W杯の取材席も、決勝トーナメントに進出した国のメディアに先に割り当てられ、中国や日本などW杯参加国が次に割り当てられる。インドネシアなど、大会に参加できなかったが、大会を誘致した国のメディアも優先的に割り当てられている。

さまざまな理由を考えた結果、世界のバスケ界で“後順位”にいる韓国の記者に与える場所はないということだった。

韓国は世界10大経済大国の地位に浮上したが、バスケ界においては未だ辺境中の辺境だ。

韓国が豊かな国であることは事実だが、バスケに対する国家的な関心はまったくない。

韓国企業がFIBAを後援することもなければ、韓国が国際大会を積極的に誘致するわけでもない。かといって、韓国のファンがフィリピンのファンのように熱狂的で、莫大な消費をしてくれるわけでもない。

中国のように人口も多くなく、日本のように協会とプロリーグが上手く協力するシステムも整っていない。韓国はバスケ界の外交争いから徹底的に疎外されている。


2023年09月06日
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