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岸田文雄首相(自民党総裁)は13日、内閣改造と自民党役員人事を行い、第2次岸田再改造内閣を発足させる。
「政界屈指の親中派」とされる林芳正外相を退任させる一方、保守系人材を随所に配置して、
自民党から離反した「岩盤保守層」を取り戻そうとする狙いが見える。ただ、LGBT法を主導した新藤義孝元総務相を入閣させる
論功行賞≠燒レを引き、保守派の怒りは容易にとけそうもない。外相に起用する上川陽子元法相をはじめ、
女性閣僚は過去最多の5人で「女性活躍」をアピールするが、新たな顔ぶれには「二世議員」も目立つ。
政権の骨格は維持し、財務省主導の増税路線などは維持するとみられる。今回の人事で内閣支持率が回復すれば、
岸田首相による年内の衆院解散もあり得そうだ。

「(入閣予定者らに)連絡は取っている。あす正式に閣僚名簿を発表したのち、言及したい」

岸田首相は、人事の大枠が判明した12日午後8時ごろ、記者団に改造の狙いを問われ、こう明言を避けた。
臨時国会の召集についても、「何もまだ決まっていない」とかわした。

判明した人事には、岸田政権から離反した保守層を取り戻したい岸田首相の思惑と、複雑な相関図も透けてみえる。

まずは、「サプライズ」(党ベテラン)の声も上がった、林外相の退任は大きい。

林氏は、親子2代で日中友好議員連盟の会長を務めた。
米シンクタンクは同議連を「中国共産党が対日政治工作に利用している」と指摘する。
中国は軍事的覇権主義を強め、複数の邦人を拘束している。林氏には毅然(きぜん)とした対中姿勢が期待されたが、
今年4月に訪中した際、笑顔で中国要人と握手する様子が報じられた。

ジャーナリストの鈴木哲夫氏は「林氏は、日本側の立場を強く示すことがなく、確固たる外交スタイルが見えなかった。
同じ宏池会の岸田首相と林氏の関係が想像以上に『微妙』だったようだ。岸田首相は自ら外交を主導したい。
これは、『安倍晋三首相―岸田外相』の構図とまったく同じで、強く意識している。
このスタイルでは、上川氏の『手堅さ』が重要だったのだろう。
ただ、外交力が高く評価された安倍氏と違い、岸田首相には戦略がなく、外交手腕は疑問符だらけだ」と分析する。

鈴木氏は、岸田首相がG7(先進7カ国)など、国内外に対して「女性活躍」を打ち出していた経緯も指摘する。

今回、過去最多(タイ)の5人が閣僚入りする見通しだが、重要ポストへの上川氏の起用は、その目玉にもなり得る。

上川氏は、静岡県出身。東京大学から、シンクタンクを経てハーバード大学大学院へ留学し、
米国上院議員の政策立案スタッフを務めた。2000年に初当選し、衆院7回当選。法相として3回入閣した。
18年にはオウム真理教の元教祖らの死刑執行命令書に署名したことで知られる。

党ベテランは「わが国は現在、中国とロシア、北朝鮮という核保有国に囲まれ、安全保障情勢は極めて厳しい。
上川氏は政治家として安定感があるが、外交能力は未知数だ。ただ、手をこまねいている余裕はない。
『台湾有事』などを見据え、国防強化や、外交攻勢は急務だ」と語った。

岸田政権と距離を置く「岩盤保守層」への配慮も目立つ。
ー後略ー

全文はソースから
夕刊フジ 2023.9/13 11:45
https://www.zakzak.co.jp/article/20230913-ZDVCR46TPZLAFHPAJUMQIJA5AU/

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http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/news4plus/1694469113/