「オーバーエイジなしでも手強い」

 中国の杭州で開催されているアジア競技大会の男子サッカーは、10月7日に決勝が行われ、大岩剛監督が率いるU−22日本代表がU−23韓国代表と対戦する。

 この日韓決勝を前に、韓国メディアの鼻息は荒い。『SOPTV NEWS』は「『運命の日韓戦』ファン・ソンホンのもうひとつのミッション、日本の男女アベック優勝を阻止せよ」と見出しを打った記事を掲載。次のように発破をかけた。

「日本のサッカーが男女ともアジアを支配するのを黙って見るのは耐えられない。ファン・ソンホン監督が必ず韓日戦に勝たなければならない理由だ」

 同メディアは「最後の相手は宿敵の日本だ。ジャカルタ&パレンバン大会に続き2大会回連続で韓日戦の決勝が行なわれる。日本は来年開かれるパリ・オリンピックに備え、オーバーエイジなしで22歳以下でのみメンバーにした。にもかかわらず、韓国と金メダルをめぐって争うほど手ごわい戦力だ」と日本を警戒。こう続けている。

「客観的な戦力は韓国が先んじるが、ライバルとの一戦はいつも容易ではない。さらに最近、韓日戦が劣勢でばかりの状況だから慎重さが必要だ。ファン・ソンホン監督も昨年6月のU−23アジアカップで日本に0−3で敗れており、念入りに準備をする」


 記事は「アジアカップの金メダルというモチベーションとリベンジのほかにもファン・ソンホンが勝つべき一つの理由が生じた。もしファン・ソンホンが崩れれば、アジアの男女サッカーのトップを再び日本に許すことになる。歴代の大会で男女アベック優勝を果たしたのは、2010年広州大会の日本が唯一だ」と主張している。

「韓日戦決勝に先立ち、日本女子は北朝鮮を4−1で破ってトップとなった。ジャカルタ&パレンバン大会に続く2連覇だ。日本はその大会でも男女共に決勝に勝ち上がったが、キム・ハクボム(前監督率いる韓国代表)に阻まれてアベック優勝を成し遂げられなかった。今回はファン・ソンホンが日本の挫折を再現する必要がある」

 ライバルのアベック優勝阻止。それも小さくないモチベーションとなっているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

https://news.yahoo.co.jp/articles/20c8c1efcf67153d2459d52e94dba9e0bc5be919

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