日本の民間団体「言論NPO」と韓国の民間シンクタンク「東アジア研究院」は12日、共同世論調査の結果を公表した。韓国の印象について「良い」と答えた日本人の割合は前年比7ポイント増の37.4%で2013年の調査開始後最高。初めて「良くない」(32.8%)を上回った。韓国では日本の印象が「良い」は同1.5ポイント減の28.9%、「良くない」は53.3%で、温度差が見られた。

調査は両国で今年8〜9月に18歳以上を対象に行い、それぞれ約1000人から回答を得た。日本では日韓関係に関しても「良い」が29%で、初めて「悪い」を上回った。一方、韓国で「良い」は12.7%。韓国では否定的評価が多い尹錫悦政権の対日政策について、日本では高く評価する傾向が顕著になっている。
 
一方、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出に対しては、韓国では7割近くが反対だった。
 
記者会見した言論NPOの工藤泰志代表は「まだ政府主導による(関係)改善だ」と指摘。ただ、「国民同士の交流やさまざまな対話を広げれば、希望がないわけではない」と楽観的な見通しを示した。

時事通信 2023年10月12日20時31分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023101201107&g=int
https://www.jiji.com/news2/kiji_photos/202310/20231012at89S_o.jpg

※他ソース
韓国の印象「良い」過去最高37・4%、初めて「良くない」を上回る…日韓共同世論調査
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20231012-OYT1T50219/