2023/10/20 15:44

浅野 英介

韓国のプロ野球リーグを運営する韓国野球委員会(KBO)が、ストライクやボールを自動的に判別する「自動ボール判定システム」(ABS)を、
来季から1軍の公式戦で導入することを決めた。韓国国内ではABSを既にアマチュア球界で活用。日本球界にも〝ロボット審判〟が波及するのか注目される。

韓国紙の朝鮮日報(日本語電子版)によると、KBOが10月19日に、ABSを来季から1軍の試合で導入することを発表。
同紙によると、ABSは「投球がボールかストライクかを機械が自動的に判定し、審判に信号で伝えるシステム」だといい、「2020年からフューチャーズ・リーグ(2軍)でテスト採用されており、
ボールかストライクかの判定の正確さ、一貫性維持、判定結果が審判に伝えられる時間短縮などで成果を挙げているというのがKBOの説明だ」と報じた。

また、韓国のスポーツ・芸能情報などを扱うサイト「OSEN」(電子版)も「メジャーリーグもまだマイナーリーグでのみでしか実施していないロボット審判を、KBOが先に開始する」と報道。
「すべての投手と打者が同じストライクゾーンの判定を適用でき、公正な試合進行が可能になる」と指摘した。

https://www.sankei.com/article/20231020-FBR4FZWB2JH6FEVBSX3AZRRLZA/