[北京 20日 ロイター] - 中国は20日、新興5カ国(BRICS)の枠組みへの新規加盟国に対する支持を改めて示した。

南アフリカで今年8月に開かれたBRICS首脳会議では、アルゼンチンなど6カ国が新たに加わることが決まった。
ただ、ロシア通信(RIA)によると、次期アルゼンチン大統領のハビエル・ミレイ下院議員率いる政権で
外相への就任が有力視される経済学者ディアナ・モンディーノ氏は、加盟しない方針を示した。

中国外務省報道官は、モンディーノ氏のコメントを把握していないと説明。
「BRICSの協力メカニズムは新興国市場や発展途上国にとって、結束や協力を強め、共通の利益を守るために重要なプラットフォームだ」
と語った。

その上で「BRICSはオープンなプラットフォームでもあり、関心のある国がメンバーになることを歓迎する」と述べた。

リバタリアン(自由至上主義者)で右派のミレイ氏はこれまで、中国や中国が主導するBRICSを厳しく批判。
モンディーノ氏とともに、アルゼンチンの加盟に反対している。

2023年11月21日午前 10:42
https://jp.reuters.com/world/security/RORHEHK55VOM5N6WWC3Y2PMSQU-2023-11-21/