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フランスの首都パリ市当局が、来年からスポーツ用多目的車(SUV)の駐車料金の引き上げを推進する。
住民投票を通じて、非居住者のSUVと四輪駆動車の駐車料金を先に引き上げる方針だ。
パリ市が9月、欧州で初めて電動スクーターのレンタルを全面的に禁止したのに続き、都心で軽自動車や小型セダンに比べて
燃料消費効率が低く、温室効果ガスの排出量が多いSUVを事実上市場から追い出そうとする手順だと、
ロイター通信が22日報じた。

同通信によると、パリ市は、環境汚染や歩行者の安全などの懸念が高まっていることを受け、SUVの駐車料金の引き上げ案を巡り、
来年2月に住民投票を実施すると明らかにした。
駐車料金の引き上げ対象は1.6トン以上の内燃機関車と2トン以上の電気自動車だ。現代自動車・起亜(キア)モデルの場合、
中型SUVのサンタフェ・ソレントはもちろん、ツーソン・スポーテージなどの準中型SUVも空車の重量が1.6トンを超える。

パリ市内の公営駐車場の料金は、1時間に平均5ユーロ(7000ウォン)程度だ。
パリ市のダビド・ベリアル副市長は、「パリは、車の数と大きさを減らさなければならない」と述べた。

これに先立って、パリ市は、共有電動スクーターが人気を集め、ユーザーおよび歩行者の安全を脅かし、
街のあちこちに放置されて通行を妨害すると、住民投票を通じてヨーロッパでは初めてスクーターのレンタルを禁止した。
これは、環境にやさしい政策で再選に成功して2014年からパリを率いているアンヌ・イダルゴ市長と
生態学者出身のベリアル副市長の是正基調によるものだ。

パリ市は、この他にも、大気の質に悪影響を与える老朽ディーゼル車の日課時間の通行を制限し、自転車専用道路を拡充するなど、
エコ政策を展開してきた。また、都心での走行制限速度を時速30キロに下げる一方、パリの14万カ所の駐車場を半分に減らし、
公園やテラスなどにすると強調してきた。
パク・ヒョモク記者 tree624@donga.com

Posted November. 24, 2023 08:07, Updated November. 24, 2023 08:07
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