https://youtu.be/0qXNINCwaik

新型コロナの5類移行から半年が経ち海外旅行に出かける人が徐々に増えています。
こうした中、お隣の国、韓国では北海道人気が再び高まっているそうなんです。HTBの記者が韓国のいまを取材しました。

新千歳空港からおよそ3時間で行ける国、韓国。先週末、多くの日本人観光客が訪れていました。

■日本人観光客:
「コロナも明けたし韓国に海外旅行も解禁になったので足を伸ばして海外となると、近くの韓国がいいのかなと。
近さと値段とごはん。韓国料理が食べたい」。

韓国の首都ソウルには、いまの韓国の流行を紹介する施設があります。
ネオンで照らされたセットにおよそ100パターンのバーチャル背景を投影できるステージなど
KーPOPアイドルのミュージックビデオのような写真を撮影できるスポットが盛りだくさん。

去年7月にオープンしてから、SNSを多く利用する韓国国内の若者や
日本を含めた海外からの観光客などおよそ90万人が来館しているといいます。

「ソウルの弘大ではハングルで書かれた看板が並んでいる中、日本ではなじみ深い「居酒屋」と書かれたお店が多くあります」。

ソウルの繁華街には、いたるところに日本語で書かれた看板があります。
韓国では料理やアニメなど、日本文化に対する人気が浸透しているといいます。

■20代:
「遊びに行きたいところです。これから札幌に旅行に行く予定です」。
■30代:
「日本の居酒屋が韓国ですごく流行っていますし、根付いています。
日本の食べ物はすごくライトなイメージを持っているし、韓国人が食べる食事の一つになっています。私も普段からよくいきます」。

北海道のソウルフード「ジンギスカン」のお店もありました。2010年にオープンした「一流」。ミシュランガイドに選ばれる韓国の人気店です。
この店ではジンギスカンを目の前で焼いてくれるサービスも。
ジンギスカンをハサミで切りながら食べるのは、北海道とは違う韓国オリジナルの食べ方です。

■富永誌衣那記者:
「おいしいです。お肉がすごくやわらかいんですけど、味はしっかりとわかって臭みがない分すごくおいしいです」。

ほかにも、羊の肩の骨付き肉「ショルダーラック」やスープカレーを味わうこともできます。

■一流・朱成俊(チュ・セイシュン)代表:
「だいたいの韓国人は、羊の肉は臭うというステレオタイプの考えがあってあまり好んでいない人が多かったんですが、
私が実際に札幌に足を運んで食べた羊肉はすごく新鮮でおいしかったので、そのおいしかった記憶を込めてみなさまにお伝えしたかった」。

1990年代に10年間、日本で居酒屋や焼き肉店で働いていた朱さんは札幌で食べたジンギスカンに衝撃を受けてお店をオープン。
何度も札幌に足を運んで現地でジンギスカンを食べ歩くなどして勉強したといいます。

■一流・朱成俊(チュ・セイシュン)代表:
「日本語でいうと、おもてなしの精神を込めることを心がけるようにしている。これからも札幌をより広く知らせるためにがんばっていきます」。

北海道と韓国。新型コロナの流行前のように再び往来が活発になる日も近そうです。

2023年11月24日 16:32 掲載
https://www.htb.co.jp/news/archives_23633.html