釜山、エキスポ誘致失敗・・・「サウジオイルマネー」の壁越えられなかった

朝鮮日報 2023-11-29 1:24

大韓民国釜山（プサン）が2030年世界博覧会（エキスポ）誘致のためのサウジアラビアリヤドと血を引く競争で敗れた。 昨年5月末、エキスポ誘致推進委員会を結成し、547日間熾烈な招致戦を繰り広げてきたが、「オイルマネー」を前面に押し出し、一足先に招致戦に飛び込んだサウジとの格差を縮めることはできなかった。

29日未明（韓国時間）、フランス・パリ郊外の「パレ・ド・コングレ」会場で開かれた国際博覧会機構（BIE）総会で、釜山は29票を獲得し、サウジアラビアが119票を獲得して勝負がついた。 BIE高位関係者は「今まであったほとんどすべてのエキスポ開催地決定投票で1次投票1位都市が最終開催国になった」として「釜山が今回先例を破るという期待もあったが、実現できなかった」と話した。

韓国は1993年大田エキスポ(科学)、2012年麗水エキスポ(海洋と環境)など特定分野をテーマに開かれる「専門エキスポ(認定博覧会)」を開催している。 これとは異なり2030エキスポはすべての分野を包括し、「ワールドエキスポ」と呼ばれる登録博覧会だ。 BIE主管エキスポの中で最も格の高い行事だ。 オリンピック・ワールドカップとともに世界3大行事に挙げられるが、韓国はまだ誘致できていない。 これまでこの3大行事をすべて開催した国は、米国、カナダ、ドイツ、フランス、イタリア、日本のいわゆるG7（7国）所属の6国だけだ。

官民合同エキスポ誘致団を率いてきた韓悳洙（ハン・ドクス）首相は投票結果発表直後、記者会見で「大韓民国釜山を支持してくれたBIE加盟国に心より感謝する」とし、「皆が望んだ大逆転劇は失敗に終わったが、今回固めたグローバル外交ネットワークは大韓民国国益と経済の地平を広げる大きな資産になるだろう」と述べた。

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