米議会は7日までに、上下両院が合意した2024会計年度(23年10月〜24年9月)の国防予算の大枠を決める
国防権限法案の概要を公表した。約8860億ドル(約127兆円)の支出を承認する。
台湾統一を目指す中国をにらみ、台湾に対する支援強化を盛り込んだ。法案は両院による可決を経て、バイデン大統領の署名で成立する。

法案は台湾を巡り、防衛能力を向上させ、中国との両岸関係を平和的に促進すると明記。米国と台湾の連携強化を政権に求めた。
台湾軍に対し包括的な訓練や助言、能力構築プログラムを提供することも促した。

米メディアによると、軍人の給与の引き上げ幅は5・2%とした。総額は前年度比約3%増。
議会は数日のうちに法案の採決に着手する見通しで、年内成立の可能性が高まった。(共同)

2023/12/8 10:27
https://www.sankei.com/article/20231208-ZRUQUNZKWFP7RCBMSUEMFTQ744/