在日朝鮮人やその日本人の妻が北朝鮮に渡り、過酷な生活を強いられた帰国事業が始まってから64年になります。
拉致問題の交渉も進まぬ中、脱北者の団体や支援者らが北朝鮮の人権侵害を訴えました。

【動画】拉致問題の交渉も進まぬ中…脱北者団体が人権侵害を訴え
https://www.youtube.com/watch?v=ti9WCFMASeQ

13日朝、JR新潟駅前に立ったのは帰国事業で北朝鮮に渡り、その後脱北した川崎栄子さんです。

■川崎栄子さん
「日本から(北朝鮮に)行った人たちは、地獄の苦しみの中で二度と帰ることもできない。
出国の自由も許されない中で、今も12月13日現在もそういう環境の中で生きています。」

拉致被害者・横田めぐみさんの同級生・池田正樹さんも共に街頭に立ちました。そして北朝鮮出身の脱北者も。

■脱北者 李ソラさん
「皆さんの生活の1分でも、ひとりひとりが拉致問題、北朝鮮の人権問題を考えさせるその習慣が大事。」

午後に開かれたフォーラムでは池田さんが、めぐみさんの母・早紀江さんら拉致被害者の家族が高齢化するなか、
家族の再会のために政府に本気になってほしいと訴えました。

■池田正樹さん
「さくらも寿命があるんですよ、50年らしいです。(今めぐみさん写真のさくらは)朽ちてるんですよ耐えがたき、
46年という時間が経ってしまったんです。」

14日は、新潟港で帰国事業の中で亡くなった人をしのび、拉致被害者の救出を訴える式典が開かれます。

12/13(水) 19:17配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/9434226d2efb4c838b6cb80d36054e70858b7b4f