世界的な人気を誇る韓国の音楽グループBTS(防弾少年団)のメンバーのジミンさんの父親が韓国・釜山で手掛けるアパレル雑貨のブランド「ZM-illennial(ジミレニアル)」の日本店が16日、群馬県高崎市中心部にオープンした。開店を待ち切れないファン約300人が店舗前で行列を作った。

 ブランドはジミンさんの父親が釜山で開いているカフェ「メグネイト」で販売されてきた。カフェはBTSファンの間で人気が高く、世界各地から来店者が絶えないという。韓国も含めて支店ができるのは初めて。

 日本店は前橋市内で韓国商品を輸入・販売する「モンリュクス」(武勇社長)が運営する。武社長とジミンさんの父親に共通の友人がいて日本でアパレル雑貨を販売する話がまとまった。武社長は「東京に開店する選択肢もあったが、釜山の本店と同様の環境の静かな地方都市を選んだ。地域活性化も考慮した」と話す。

 オープン初日は県外から来たファンが前日の午後11時ごろから行列を作り、開店とともにお目当てのグッズを買い求めた。28歳の長女とともに16日午前0時から並んだという埼玉県熊谷市の女性(54)は「ジミンさんの全てが好き。Tシャツや限定50個で販売されたネックレスを買いました。国内にもショップができてうれしい」と話した。【庄司哲也】

毎日新聞 2023/12/16 15:39(最終更新 12/16 16:15)
https://mainichi.jp/articles/20231216/k00/00m/040/100000c