Record China 2023年12月20日(水) 18時0分

日本の文化審議会がこのほど、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)無形文化遺産に新たに提案する候補に「書道」を選んだことに関連し、
中国メディアの環球時報は18日、「日本のネット上で物議を醸している」とする記事を掲載した。

記事はまず、読売新聞の同日付報道を引用し、日本政府は関係省庁連絡会議を経て、2024年3月末までにユネスコに提案書を出すこと、
登録の可否は26年11月頃に決まる可能性が高いことを伝えた。

その上で、「日本では古代に中国から伝来した漢字と漢字から派生した仮名が普及し、『書道』も日本人の生活に浸透していった」とし、
読売によると、「書道は」現代でも(正月の書き初めなど)日本人の年中行事や生活文化と深く結びついており、
21年には国の登録無形文化財になったと伝えた。

記事は「日本政府が『書道』をユネスコの無形文化遺産に提案する予定だと伝えられ、日本のネット上で物議を醸している」とし、
その代表例として「日本で書道を無形文化遺産にしてどうするというのだろう。
他の方も指摘されているように、すでに元祖の中国が登録されている中で、その中国から取り入れ、
派生していった日本の書道を別物として登録する必要があるのかどうか。中国で登録されてるんだから、それでいいじゃんと思ってしまうが…」
とのコメント(原文ママ)を紹介した。

記事によると、「中国書法」は09年9月30日のユネスコ無形文化遺産保護条約に関する第4回政府間委員会で
無形文化遺産に正式に登録された。(翻訳・編集/柳川)

https://www.recordchina.co.jp/b925698-s25-c30-d0192.html