Published
2024/01/19 18:23 (JST)

群馬県高崎市の県立公園「群馬の森」に設置されている朝鮮人労働者の追悼碑について、県は市民団体が撤去に応じなかったとして行政代執行で撤去する方針を固めました。

この追悼碑は、太平洋戦争中に県内で死亡した朝鮮人を追悼するもので、「政治的行事を行わない」との条件で県の許可を受け市民団体が2004年に設置しました。

しかし、その後開かれた追悼式で出席者が「強制連行の事実を訴え、正しい歴史認識を持てるようにしたい」などと発言したとして、県は2014年に設置許可を更新せず撤去を求めていました。

その後、県と碑を管理する市民団体が処分の適法性を争った裁判は最高裁まで争われ、2022年6月に県の勝訴が確定し去年4月には団体に撤去を要請していました。

一方、市民団体は撤去に応じず去年10月には撤去命令の取り消しを求める訴訟を前橋地裁に起こしていました。

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