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2024/01/22(月) 17:52:01.78ID:0AIvqCmf■台湾「日本に支援を」 募金22億円
被災地に冷たい雨が降り注ぎます。
輪島市で被災した人
「街全体が壊れていますからね。どうなるんだろう」
被災者が不安にさいなまれるなか、ある場所で支援の輪が広がっています。
台湾当局は、今月5日から被災地への寄付活動を呼び掛けました。すると、18日の時点で、総額およそ22億6000万円に上りました。
わずか2週間でこれだけ集まった寄付。金銭的な支援のほかにも、被災地に入り活動する台湾の人の姿がありました。
■台湾メディアも被災地取材 支援活動も
被災地の甚大な被害を捉えた写真。撮影したのは、台湾の大手メディア「鏡週刊」の取材チームです。彼らは、地震が発生した次の日に被災地に入りました。
王思涵記者
「会社のほうでも、すぐに石川県に行くと決めました」
劉文淵記者
「現地の状況は台湾の色々なメディアで報道されているけど、メディアによって言っていることが違っていたので。私たちは実際に現地に入って、どういう状況かを台湾の人たちに伝えたいと思いました」
10日間にわたる取材活動で、30以上もの記事を掲載。被災状況や避難所での人々の様子を伝えるものから、金沢市の観光復興という内容まで、多岐にわたるテーマで記事を発信してきました。
台湾の読者からは、「ここまで深刻な状況だったのか」と大きな反響があったといいます。
慣れない異国の過酷な環境下で続けられた取材活動。彼らは被災地に迷惑をかけないよう、飲食を控えながら取材していたといいます。さらに…。
劉記者
「金沢の方に大きな売店があったんで、車内が空いていますし、被災者たちに何か救援物資を持って行こうと思って色々買って持って行きました」
台湾の記者は取材だけでなく、全力で支援活動を続けてきました。
劉記者
「我々には“あげる方は、受ける方よりももっと幸せ”ということわざがあります。自分たちは被災していなく、人に支援できる立場にいるので。自分たちにとっても幸せなことだから、助けようと思った」
総統選挙を取材するため、予定より1日早く帰ることになった彼らは、宿泊先をキャンセルせず、1泊分の代金を余分に支払い、「被災者のために部屋を使ってほしい」とホテルに申し出ました。
予約の8割がキャンセルとなり、厳しい状況が続いている金沢市の飲食店の代表は、彼らから取材を受けた際の印象についてこう話します。
酒と人情料理 いたる 石黒格代表(59)
「すごく言われていたのは、台湾の方は日本が大好きですと。石川県に対して、日本の本当の小さな一部なのに、(台湾メディアが取材時に)10億円も台湾の方から寄付していただけるなんて、すごいなと。それがすごく印象に残っていまして。これはもう台湾の方にまたたくさん来ていただいて、こっちも大事にしなきゃいけないなという思いになりました」
(略)
■24年前の支援に感謝 「恩を忘れない」
台湾の多くの人から届く支援の輪。この背景に黄さんは、過去のある出来事が影響していると話します。
1999年、最大震度7の地震が襲った、台湾中部大地震です。2500人以上の死者を出す甚大な被害となりました。
当時、日本は地震が起きたその日のうちに、すぐに救助隊を派遣。
現地救助隊の若手だった黄さんは、支援活動でやってきた日本の隊員の姿が、24年経った今も心に残り続けていると話します。
黄さん
「台湾中部大震災の時も日本のチームが台湾支援に来ていただいたから、恩を結構みんな覚えていると思う。日本が発災しても、台湾が発災しても、お互い心から支援しているという気持ちがちゃんと伝わっていると感じます。台湾はずっと日本と一緒にいます。乗り越えていきましょう」
(「グッド!モーニング」2024年1月22日放送分より)
テレビ朝日
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd829e887d7390576b2d7aafdff47777482f1f15?page=1