マンダリンロボティクスの「ロボット中華鍋」が唐辛子チャプチェと中華風丼を作る様子(c)news1
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【02月02日 KOREA WAVE】中華料理店の実力がわかるメニューはチンジャオロースだ。一定の大きさで材料を切り、ソースの割合を正確に配合し、適度な火力によって均一に中華鍋で炒めなければならない料理である。

一定の味を「料理初心者」も実現できるようになるロボットによる先端技術がある。マンダリンロボティクスの「ロボット中華鍋」だ。

マンダリンロボティクスは1月23日午後、ソウル市松坡区(ソンパグ)で小規模な実演会を開催し、自社のロボティックデバイス「ロボット中華鍋」を公開した。「ロボット中華鍋」はメニューを選択し、材料を入れれば自動で調理するロボットだ。

ロボティックワークは中華丼・きのこリゾット・ピリ辛焼きそば・トマトパスタ・チンジャオロースを調理した。ソース製造機械に注文メニューを入力すると、0.3gの誤差でソースを配合する機械が30秒で必要なソースを作った。

ロボット本体のスタートボタンを押して材料を入れると、ロボットが中華鍋を動かし始めた。メニュー別に中華鍋の動きが違った。食材の種類・切断形態・量・材料の熟度・火力別にワークの動きが違ったが、このロボットには約3000種類の調理モーションを分析した100個のメニューが学習されていた。

マンダリンロボティクスは、中華鍋の調理法学習のためにモーションキャプチャー技術を活用した。有名シェフたちの映像を分析し、メニュー別の調理モーションを機械に適用した。チャーハンとピリ辛焼きそばは調理する料理人の肘の角度と中華鍋の振り方が全て違うが、最も標準的な味を作り出すことができるモーションを選んで機械に学習させた。

マンダリンロボティクスのキム・ミンギュ代表は「レシピには特許があるが、料理人の調理方式には著作権・特許がない。飲食業界で熟練した人材を探すのは難しいが、非熟練者も安定した味を出す方法を求めた」と話した。

news1/KOREA WAVE/AFPBB News 2024年2月2日 13:00
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