https://news.yahoo.co.jp/articles/20721af67f34f468dd2cdc10e34e94fe646367d2/images/000

 米調査機関ピュー・リサーチ・センターがアジア12カ国・地域を対象に行った同性婚についての調査・分析で、日本が賛成率68%で最も高いことが明らかになった。韓国は41%と平均以下で、最も低かったのはインドネシアの5%。同センターは、宗教に関心が低いほど同性婚を支持する傾向があるとしている。

 調査によると、賛成率(強く賛成、やや賛成の合算)が高かったのは日本、ベトナム(65%)、タイ(60%)、香港(58%)の順。低かったのはインドネシア、マレーシア(17%)、スリランカ(23%)、韓国。全体の平均は49%だった。

 センターの分析では、宗教に無関心な人ほど同性婚を支持する傾向があり、日本では無関心層の賛成率は73%と全体を上回る。一方、同性愛が禁忌とされるイスラム教や、宗派によっては同性婚に強い拒否感があるキリスト教の人々は賛成率が低かった。賛成率5%のインドネシアはイスラム教徒が人口の9割。全体の賛成率が17%のマレーシアもイスラム教徒に限れば8%だった。

 男女別では、韓国で賛成と答えたのは女性48%に対し男性は33%。カンボジアでも女性62%に対し男性は50%と差があったが、他の国・地域では目立った差異はなかった。全体的に若年層の方が高齢層より支持する傾向が強かったという。センターは2022〜23年に各国・地域で行った調査結果を分析したという。

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