独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは18日、「中国人は再び貧困に陥るのか」とする記事を掲載した。

記事によると、米スタンフォード大学のエコノミスト、許成鋼(シュー・チョンガン)氏はこのほど、フリーランスの記者、袁莉(ユエン・リー)氏のポッドキャストに出演し、「中国経済には助かる見込みがあるのか」について議論した。

許氏は、「中国の中間層の中には、再び貧困に陥るのではないかと恐れている人が少なくない。こうした状況は大規模に発生するか」との問いに、「実際のところ、これはここ数年来、すでに起こっていて、多くの中間層、中上流層は皆、この過程を耐え忍んでいる。大規模に失業しているのは労働者階級、つまり農民工(農村からの出稼ぎ労働者)だ。今問題になっているのは、経済が徐々に衰退していくにつれて、この問題がますます深刻化するということだ。確かなのは、これはすでに起こっていて、今後も続くということで、それがどれくらいの速さで悪くなるかということだけが不確かだ。金融危機が起きれば、それが速くなり、瞬時にして大規模かつ大量の失業者が発生することになる。金融危機が起きなければ、『ゆでガエル理論』のようにゆっくりと悪化していくことになるだろう」との認識を示した。(翻訳・編集/柳川)

Record China 2024年2月23日(金) 8時0分
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