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妻に成人放送への出演を強要し、自宅に監禁した容疑を受けている元軍人(c)news1

【02月27日 KOREA WAVE】韓国陸軍の曹長である夫からアダルト放送への出演を強要された妻が自殺した事件で、
陸軍側は24日、軍の措置に誤りはなかったと発表した。
曹長に対する部隊の措置について調査した結果「指揮系統に従って報告があり、軍事警察隊への捜査依頼や調査も規定通りで、
手続きに問題はなかった」とした。

軍は「わいせつ画像はモザイク処理されていて被害者が曹長の妻かわからなかった」とする軍事警察隊の調査報告内容を
そのまま受け入れた。ただし「より綿密な観察ができなかった点などは残念だ」と指摘し「当時の関係者に対する処分を進めている」
と明かした。

これと関連して、韓国MBCテレビは「軍は曹長について懲戒ではなく注意や警告のような行政処分を検討していることがわかった」
と報道。死亡した妻の遺族たちは「軍が身内をかばっている」と反発しており、
国を相手に損害賠償請求訴訟を起こす方針を明らかにした。

陸軍の上司だった曹長は妻を脅して成人放送に出演させ、わいせつ動画を日常的に公開したとして摘発され、
2021年に強制転役措置を受けた。その後、本格的に成人放送に乗り出し、妻を出演させてきた。

妻は昨年12月初め、「夫から強制的に放送に出演させられ、深刻なストレスとうつ病に苦しんだ」
という内容の遺書を残して亡くなった。

2024年2月27日 17:00 発信地:韓国
https://www.afpbb.com/articles/-/3507062