スマイルアップ(旧ジャニーズ事務所)からマネジメント業務を受け継ぐ「スタート・エンターテイメント」
が打ち上げた所属アーティストによるライブイベントが、その価格設定でファンをざわつかせている。
これまでの旧ジャニ勢のライブから比べると、倍近くも高くなっているからだ。

このイベント「WE ARE! Let’S get the party STARTO!!」は、
スタート社が2日に特設サイトで詳細を発表した。

SixTONESやSnow ManからNEWSやSUPER EIGHTといった所属アーティスト12組が出演し、
4月10日に東京ドーム、5月29、30日に京セラドーム大阪で開催される。

「昨年は、大みそか恒例のカウントダウンコンサートも中止になったばかりか、多くのタレントが退所・独立していく中で、
ファンの中でも動揺が広がっています。一部参加していないグループもありますが、ほぼ一堂に会するという意味では、
4月から正式に始動するスタート社の名刺代わりのライブになるとみていいでしょう」と音楽関係者。

しかし、ネット上では、その価格をめぐってファンの間で混乱が広がっている。
ファンクラブ限定イベントではあるが、チケット代が1万5000円と強気の価格設定になっているのだ。

「これまでの旧ジャニ勢のライブでいえば、およそチケット代は8000~9000円という価格帯で設定されていました。
これは、多くの所属タレントが出演するカウントダウンコンサートでも変わりません。
それだけにいきなり価格が1・5倍以上に跳ね上がった印象なのです」と先の音楽関係者。そして、こう続ける。

「さすがにチケットも1万円を超えてくると、中高校生には手が出しにくいのが現実。
実は、最近の中高校生はK―POPグループや他のボーイズグループを支持する層が増えており、
旧ジャニーズのファン層はそれより上の年齢層に移行しているとも言われています。
そう考えると、比較的高額であっても支出も可能でしょう。
しかし、逆にいうと、中高校生あたりのファンを切り捨てているとみられても仕方がありません」

ファンが楽しめるならそれでいいのだが…。

2024.3/8 06:30
https://www.zakzak.co.jp/article/20240308-W3HU3EZOCZOVRAQ62MSLML2URY/