2024年3月18日 17時54分

 【ソウル=木下大資】韓国軍合同参謀本部は18日、北朝鮮が同日午前7時44分から同8時22分にかけ、数発の短距離弾道ミサイルを平壌(ピョンヤン)付近から日本海へ発射したと発表した。
日本の防衛省によるとミサイルは3発で、いずれも最高高度約50キロで約350キロ飛行し、日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下した。
 韓国の聯合ニュースは飛行高度などから、北朝鮮が「超大型放射砲」と呼ぶKN25の可能性が高いとする専門家の分析を伝えた。
 北朝鮮の軍事的な示威行動は、2月14日に地対艦ミサイルを日本海へ発射して以来、1カ月余り途絶えていた。
今月4~14日の米韓合同軍事演習の期間中も、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記が軍の訓練を指導したと報道されるにとどまり、韓国では「ロシア大統領選の結果が出るまで周辺国を不快にさせる挑発を自制した」との見方も出ている。
 国連安全保障理事会の決議違反である弾道ミサイルとしては、1月14日の極超音速ミサイルの発射実験以来で、今年2回目。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/315862