【博鰲(ボーアオ、中国海南省)=土居倫之】中国人民銀行(中央銀行)の潘功勝総裁は27日、金融混乱時に資金を融通し合う通貨交換(スワップ)協定の規模が「4兆元(約80兆円)に達した」と明らかにした。「世界の金融安全網の重要な要素になっている」と評価した。

アジアを中心に政財界の要人が集まる博鰲アジアフォーラムで27日講演して明らかにした。

通貨スワップ協定は、金融危機などで市場からの調達が難しくな...

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日経新聞 2024年3月27日 16:26
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM275970X20C24A3000000/