経営難に陥っている中国の不動産大手「碧桂園」は、去年1年間の決算発表を延期すると明らかにしました。香港証券取引所では、来月2日から株式の売買が停止され、経営の先行きへの不透明感が一段と強まっています。

中国の不動産最大手「碧桂園」は、28日に予定していた去年1年間の決算発表を延期することを明らかにしました。

延期の理由について会社は、不動産市場の低迷の長期化で経営環境が大きく変わり、財務情報の収集に時間がかかるためだとしています。

これに伴って、香港証券取引所では来月2日から碧桂園の株式の売買が停止されます。

取引所の規定では、売買停止が1年半続いた場合、上場廃止になるおそれがあります。

碧桂園は住宅の販売不振などで、去年6月までの半年間の最終損益が日本円でおよそ1兆円の赤字に陥ったほか、去年10月には一部の外貨建ての債券について、金融の国際的な委員会からデフォルト=債務不履行に陥ったと判断されました。

また、先月には一部の債権者が香港の裁判所に会社の清算を申し立てるなど、経営難が深刻になっていて、決算発表の延期によって経営の先行きへの不透明感が一段と強まっています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240329/k10014405961000.html

「中国の不動産危機は手に汗を握らせる」恒大と碧桂園に続いて万科も―仏メディア [3/17] [昆虫図鑑★]
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240329/k10014405961000.html