英不動産会社「サビルズ」が発表した2023年版「危機を乗り越え成長する都市ランキング」で、
東京は世界2位と前回21年版の5位から躍進した。経済の底堅さや、不動産投資の減少が小幅にとどまったことが評価された。

首位は前回に続き米ニューヨーク。3位は前回2位の英ロンドンだった。4位は韓国ソウル、5位は米ロサンゼルス。
アジアからは6位のシンガポールを含め、上位10位に3都市が入った。

ランキングは490都市が対象。各都市を「経済力」「知識と技術」「ESG(環境・社会・企業統治)」「不動産」の
4分野で分析し、順位を付けた。

東京は精密製造などの技術や、周辺を含む首都圏の人口規模に支えられた「経済力」が世界トップとされた。
不動産取引市場の規模が大きく、投資額の減少率が世界平均よりも小さかったことから「不動産」も4位と高評価だった。

ただ、将来の経済力を左右する「知識と技術」と、環境保護や社会の多様性などに関わる「ESG」はそれぞれ上位10位から漏れ、
振るわなかった。(NNA=共同)

2023年版「危機を乗り越え成長する都市ランキング」

1(1)ニューヨーク(米国)
2(5)東京(日本)
3(2)ロンドン(英国)
4(6)ソウル(韓国)
5(3)ロサンゼルス(米国)
6(12)シンガポール(シンガポール)
7(11)パリ(フランス)
8(4)サンフランシスコ(米国)
9(8)ボストン(米国)
10(26)トロント(カナダ)

2024.4/8 06:30
https://www.zakzak.co.jp/article/20240408-6RSTWVFQJBNO7BIQADDTXTJ5MU/