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ライチカメムシ

(嘉義中央社)ライチやリュウガンなどの農作物に危害を加える害虫のライチカメムシを巡り、
南部・嘉義市の農業部(農業省)林業・自然保育署嘉義分署が、食べて駆除する方法をアピールしている。
今月から来月にかけては昆虫食への認識を深めるイベントを2回開催する予定で、参加を呼びかけている。

ライチカメムシはライチなどムクロジ科の植物に寄生する。刺激を受けると自衛のため腐食性の液体を出す習性があるため、
果実や葉が傷つく。またヒトの皮膚や目に付いた場合、痛みやアレルギー症状が出ることがある。
地方政府では、これまでにもライチカメムシの卵の買い取りや薬剤の散布などで被害防止に取り組んでいた。

嘉義分署の李定忠副分署長は、中国や東南アジアにはライチカメムシを使った料理があると説明。
昆虫は繁殖サイクルが早く、タンパク質が多いとし、人口爆発や気候変動による食糧危機の影響を緩和できると
昆虫食のメリットを強調した。
昆虫食イベントでは創作料理の他、ライチカメムシの見分け方や駆除の仕方などを紹介するとしている。

(蔡智明/編集:齊藤啓介)
2024/04/10 17:29
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