韓国では大人の読書離れが加速していて、去年、成人の6割近くが本を1冊も読んでいないことがわかりました。

文化体育観光部が18日に発表した去年の国民読書実態調査の結果によりますと、19歳以上の人うち、去年、紙の本や電子書籍を読んだり、オーディオブックを聞いたりした人の割合は、43.0%でした。

これは、2021年に行われた前回の調査に比べて4.5ポイント低く、過去最低を更新しました。

成人の年間の読書率は、調査が始まった1994年は86.8%で、その後およそ20年間にわたって基本的に70%台で推移していました。

読書率は2015年に60%台に落ちこんだあと、2019年には50%台、そして、前回の2021年は47.5%と初めて50%を割り、去年は43%でさらに下回って、過去最低を更新しました。

年齢別に見ますと、本を最も読まないのは60歳以上で、去年の読書率は、2021年に比べて8.1ポイント下がって15.7%でした。

読書率がもっとも高い年齢層は19歳から29歳で、74.5%でしたが、この年齢層でも前回と比べると3.6ポイント下がりました。

小中学生と高校生の読書率は、4.4ポイント上がって95.8%でした。

一方、一人当たりの平均の年間読書量は、成人では0.6冊減って3.9冊でした。

小中高生の年間読書量は、1.6冊増えて36冊でした。

KBS 2024-04-18 13:05:31/Update: 2024-04-18 13:06:23
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