俺「まずは1点目「ロールプレイの軽視」から。これは特にヒーローに見受けられる問題です」

オレ「ヒーローによって下位職の市民権がつぶされた結果、下位でのロールプレイができなくなった件ですか?」

俺「それもあります。ですが、一番の問題はヒーローそのものです。
ソード、TMG、タリス、これら3種の武器を使い分けて戦うスタイル。
これは他作品では全く見かけないものです」

オレ「??? それは、ヒーローに独自性がある、ということですよね。何が問題なのですか」

俺「はい。ヒーローの強い独自性は、ロールプレイにおいて邪魔でしかありません
また、ヒーローになることでロールプレイできるキャラクター、というのも存在しません
例えば、Boの二刀流スタイルはSAOのキリトらしさがありましたし、BrはSAMURAIっぽさがありますよね
そういったロールプレイにおける魅力が、ヒーローには一つもありません。むしろマイナスです
「武器を切り替えて戦う」ので、せっかく手に入れたレアドロ武器を使い続けることが出来ないのも、ロールプレイを阻害しています」

オレ「ロールプレイにおいて、ヒーローに魅力がないことは分かりました。
しかし、それは大きな問題なのですか?」

俺「PSO2の大きな売りは、キャラクタークリエイトです。
これはセガのもつ特許により、他社では真似の出来ない方法で自分好みのキャラクターをつくれるからです。
ロールプレイはキャラクターを飾る要素の一部なので、EP5のメイン職ヒーローはキャラクリ要素において魅力がマイナスである、と言えます
つまり、ヒーローは客層の需要とは真逆の形で実装されたコンテンツなのです。」

オレ「それは問題ですね。需要と真逆の商品を作ったら、売れるわけがないじゃないですか
あれ? でもヒーローの使用率はとても高い数字がでていますよ」

俺「ゲームの仕様上、ヒーローを使わないと不利なので使用率は上がりました
ですが、これは顧客に魅力のないものを押し付けたということです。
そんなことをされれば当然、顧客数は減少します」

オレ「つまり、魅力のない商品を棚においたあげく、それしか買わないように客に強制したら来店しなくなった、ということですね
よくわかりました」