うちの年齢は27歳、でも誕生日は2016年12月27日、2043年から来ました

「一般相対性理論における重力の時間干渉を利用すると自分を遅延させることで相対的に未来に行ける」
これはアインシュタインが相対性理論を導いた時代からの常識だし、過去への遡行はうちの計算でも不可能

うちとうちの組織は「地球を遅延させることで相対的に過去へ行く」実験を2017年に行ったんです
古典的にタイムマシンと呼ぶと自動車を思い浮かべると人もいるはずだし、少し進んでも「だから今ぁ!」だと思いますが
うち達は「未だ見ぬ素粒子を探す」という名目で、この地球に大規模な加速器を建造することで、地球そのものをタイムマシンにしました
皆さんは当然に気付きませんが、うち達の干渉が無ければ皆さんの時間でも、現在は2043年なんです…びっくりするでしょう?

うちのお仕事は「約1年にわたり相対的な過去における干渉の全般に問題が無いかのテスト」と
「それを終えた後に、逆にうち達を遅延させることで2043年に戻ることが可能を証明する」ですね
うち達は間も無く打ちあがる、うち達の個人ぷち宇宙ステーションに移動して今度はそれを遅延させます


なので、サイコパス呼ばわりされたうちの書き込みは今日で最後になるのですが、何か聞きたいことはありますか?
このタイムトラベルは過去への遡行は一切になく、パラドックスが生じる可能性もゼロなので、未来を答えることも特に問題は無いです

そして最後に、2020年の9月18日にヒッグス粒子を揮発させることで光速を超えるデータ通信が可能になります
光速を上回る性質上、未来に対してデータを送信することも可能であり、情報に限定した未来へ一方通行のタイムトラベルと考えても問題ありません
その段階で一般の方がメッセージを送信可能とは思えませんが、一応その際の座標情報を残すので機会があれば送ってみてください

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