0001名無しオンライン
2021/04/13(火) 21:48:56.99ID:I5EDSjtaそれは「存在してはならない書物」
とある固組努怠(ヌーブ)教団の施設より押収された
全二十四巻から成る痛い表紙の古書
そこに記されていたのは、幸子以来の数多の記録
ある種の整合性を持つ、歴然とした年代記
それを史実と認めるならば
我らの肯定してきた歴史とは何なのだろうか?
書の記述は未来にまで及び
一つの相違(しゅし)に、複数の学説(は)を芽吹かせ
蟲惑の論争(はな)を咲かせる
その最大の論点は、近い未来(さき)の国が
終焉を迎えるという<史実>
<国の臣民>(ロナー)よ。私は悲しい!
君ならば、書の真理が理解できると思っていたのだがねぇ
まぁ良い、歴史を変えられると思い上がっているのなら…
いつでも掛かって御出でなさい