アンプで劣化する箇所と言えば、各所の電解コンデンサ、次にトランジスタ等の半導体といったところでしょう。

電解コンデンサの場合は容量と耐圧・サイズに気をつけておけばいいでしょう。
半導体の場合は単純に交換するだけでなく、交換に伴い各所の調整が必要で、専門的な知識が必要となります。
場合によっては調整の為にサービスマニュアルを入手しなければならないかもしれません

また、アッテネータやリレー・スイッチ類の接点も劣化していて清掃又は交換が必要な場合もあります。

フィルムコンデンサは抵抗器と同様、劣化しにくいパーツです。
フィルムコンデンサが交換必要なほど劣化しているなら他の箇所も相当なダメージを受けていて修理が必要だと考えて良いと思います。

いずれにせよ、製造当時のパーツが既に廃盤となっていることが多く、
半導体等の場合は品種によっては代替品すら入手不可能な状況かもしれません。

代替品の入手が容易で最も劣化しやすい電解コンデンサの交換を行っても改善されない場合は、
既に40年近く経過しているアンプという事ですので、もう退役させて良いのではと思います。