フォノイコ内蔵プレーヤーは本来はまっとうな発想で、放送局用などもこの構成だった。
微弱なカートリッジ出力を最短距離で受け、イコライズするとともに他のオーディオ信号と同レベルに増幅して送り出す。
これをやるとプリアンプはすべての入力信号が同レベルとなり、単に入力を切り替えてボリウムコントロールして送り出すだけとなりスッキリした構成となる。
ただ音楽ソースがアナログレコードメインだった時代、アマチュア向けにはフォノイコはプリアンプ(あるいはインテグレーテッドアンプ)に内蔵させた方が、アンプはアンプ屋ということでまとまりがよく商売しやすかった。
高級なアマチュア向けフォノイコ内蔵プレーヤーの数少ない例としてソニーPS-X9がある。
http://audio-heritage.jp/SONY-ESPRIT/player/ps-x9.html