まあ、テープの始め数分間・中ほど・終わり近辺数分間。
再生ヘッドのアジマスの適正な補正値は、極力、平均値でなだらかに扱うにしても、結構動いてるもんだよ。

教科書通りにいかないから、「ここまでで一旦区切ろう」メーカーは小出し小出しに製品を出し続けた。
しょうがないよ。デッキのメーカーがテープ作ってないんだもん。

時代が変わればキーデバイスのパッケージ形態が変わるし、何より民生市場でのニーズ、
周りの音楽ソースの事情も変わるので、目の前にぶら下げるニンジンの大きさも量もその時期その時期で、当然のように変わった。

だから新製品を出す切っ掛けには事欠かなかったが、別に、超万能な天才児を送り出してるわけでもなかった。