> ネコがいるときにCDでヴァイオリン曲を聴いても平気な顔をしていますが、目の前で実際にひくと逃げます。
ネコは50kHくらいまで聴けるらしいです。

バイオリンのE線の周波数スペクトルがここにあります。

http://www.sasakivn.com/werkstatt/onkyoex/vnspectram.htm

残念ながら波形はありませんが、典型的なノコギリ歯のはずです。なんと50kHz付近まで倍音があります。
弦を擦って発音するのが原因ではないでしょうか?


楽器を録音する場合、オルガンの音のような正弦波が主なものと、ヴァイオリンの音のような
ノコギリ波が主なものと、中心周波数が、同じでも要求される帯域は、異なってきます。 
ヴァイオリンの音のようなノコギリ波は、高調波成分が多く含まれているので、再現するための
帯域は、広く必要になります。のこぎり波は正弦波より格段に大きい値の高調波成分の
正弦波を含んでいます。このFFTアナライザのスペクトルは、下記HPを見てください。 

http://www.digitalfilter.com/products/softoscillo2/standard/quick/quick04.html

CD音源が、20kHZまで低歪率で再現できるのは、正弦波だけで、ヴァイオリンの音のような
ノコギリ波は、880HZでも高歪率で、10kHZ以上で、ノコギリ波は、全て正弦波になってしまいます。 
しがって、波形を正しく再現しようとすれば、格段に大きい値の高調波成分を再現できる必要があります。