>>911
スピーカーがよく分からないけど、CD以前の国産スピーカーなら今売ってる海外スピーカーに変えたら一皮むけた音が楽しめると思いますよ。

当時のスピーカーはLPレコードをかけていて床やなんやの揺れでレコードに記録の無い振動がアンプに流れ込むのが当たり前でした。
それを防ぐためアンプにローカットフィルターを入れますが、フィルターで音質が劣化したりするんですよ。
そういう訳でマニアはローカットフィルターを入れなかったりメーカーも音質の良い効きの弱いフィルターをアンプに付けたりしたんです。
だからスピーカーはスピーカーの側で振動板がふらふらしないように固めのダンパーで動かないようにして、普通の低音やそれより上の楽音は磁石を強くしてダンパーに負けないように動かしていました。
こういうダンパーでダンプした音を、「歯切れのいい音」と呼んでいました。

でも今ソースはデジタルで記録以外の揺れがアンプに流れ込む心配は無いし、微細な振動板の動きをダンパーでダンプせずB&W社のようにふらふらのダンパーで磁石による電磁制動、これで音を出すのが21世紀というものでしょう。

あえて「今売ってる海外スピーカー」と書いたのは、日本でスピーカーを買う人が昔の鳴りを求める影響なのか、国産スピーカーは最新素材を使って驚異的な工作精度で作りながら志向する音質がおっさん臭い感じで、
いや、全部がそうとは言いませんが傾向としてそう感じるんです。
なので、海外スピーカーと書きました。