>>269
どうでしょうね
ビクターのウッドコーンはフルレンジと言いつつウーファーに近い特性になるでしょうし、高域の質感、特に10kHz以上は犠牲になるかと。

実際、試聴したところ、ハイハット等の硬質な質感は損なわれていますし、情報量も同価格帯の2wayと比較して相当少ない。
また、低域も口径の割に頑張っている方ですが、タイトな低域は望めず、あまり締まりはありませんし、そもそも低音楽器の最低域(55Hz以下)はまともに出ていないと言っても良いでしょう

シミュレーションすると、写真と実機から推測されるエンクロージャー容積ととポートの断面積・長さからポートの共振周波数は65-70Hz程度となります
これ以下は18dB/octで急峻にレベルが低下しますので、-10dBの地点はカタログスペックと同様55Hz付近となります。
また、上記の試聴結果と一致する内容となります。

全体的な音色自体は悪くないので、家電量販店での試聴や高齢者が試聴した場合は良いと感じるかもしれませんね。

空間表現自体も小口径フルレンジらしく得意なので、そういった面でも魅力を感じればいいんじゃないでしょうか?