やはりヴィンテージの球のプリと相性が良い。スピーカーも選ぶアンプである。
スピーカーはWE555、AXIOM80、これは意外だがJBL DD66000などと相性が良い。
ステップアップトランス(昇圧トランス)を使って110Vで運用すると
音色がすごくよくなる。大音量についてはWestern124で94dBのスピーカーを
駆動し100dB平均をクリアし、ギリギリで満足できるといったところ。ここから

ほんの少しでも欲張ると音に歪みが現れる。(※コンデンサーのリークの疑い有り)
理論上能率が3dB上がると音量は倍に上がる。S9800SEも96dBくらい
あればと思う。DD66000だともっと満足できるだろう。4Ωスピーカーまで対応。
Westernはやはり300Bを搭載した製品が王者でありWE86やWE91と
比較するとWE124は中堅といった所。WE350Bを使った超有名アンプ。
実物は小さく1940年代の古い製品である。20年前は100万円だったが
現在は240万に高騰。78年〜という歳月により経年劣化でノイズや
ぼんやりした音を出す個体が多いので注意。
他には最高峰モデルのWE41A、42A、なども聴いた。音はやはりWEの

音ですね。WEの音は「心をワシ掴みに」される音ですね。一言でいえば
"凄美艶音" なんですが、真空管アンプで女性ボーカルを聴いて
究極の陶酔状態に浸りたいオーディオファイルには垂涎の装置でしょうね。

WEの音は時代を軽く飛び超えている。

出力 12W/12W
出力管 WE350B/6L6系×2 整流菅 274B/5U4×1 ドライバー菅 6J7/348A×1
サイズ W487×H180×D180mm 11.4kg (実測)