自分自身の経歴を振り返ってみるとその理由も何となく分かってきて、日本の(少なくとも文系)教育って
言うのは「頑張れば頑張るほど市場から、リスクから遠のくように出来ている」んですよね。小さな頃から
「自分のしたいことを自由にする」とか「自分の興味があることを極める」だとかいったことよりも共同体の
倫理に従うことが美徳とされる。(今は変わったのかもしれないけれど)

 名門校であれば中高時代はアルバイトを禁止され、「文武両道」といいつつも座学に励むことが奨励される。
大学に入っても、社会との接点はほとんどなく、法学部生は大学と予備校のダブルスクールに励み、経済や
経営の学部はその名とは裏腹に象牙の塔にこもり勉強を続け、文学部や社会学部はますます世間から
遊離する。というような感じ。