初めて長岡式BHに挑戦した時に、販売されていたユニットはFE208Sだった。
シングルマグネットだったが、十分強力で高域のピークが常に耳障りだった。
途中でコーンも張替え十年使い、オリジナルモデルを音道全長3mで制作したのを機に、
ネット注文したΦ180mmのフェライトマグネットを追加してWマグネット化してみた。
すると、予想に反して100Hz以下がタップリとした緩いサウンドになって失敗したかと早合点した。
しかし、当時の最新作であるFE208ES-Rも同じ傾向の重低音で、薄いけど深々と伸びている。
はたと気付いたのは、シングルマグネットでは、スロート比率100%で音道3mなどという
長岡式BHは駆動出来なかったという事実。
長岡式大型BHは、フェライトならWマグネットユニットが最低条件と理解出来た。
しかし後継機種が出ない。それは何故か?恐らく今は誰もBHのその先にたどり着かないからではないか。
何とかに小判で、FOSTEXもやる気無くしている感じで寂寥感しかない。