>>949
ニッセイのPPコンAPSですね。
古くなるとまず間違いなく絶縁不良を起こして故障原因になります。
現行品は、製造過程の見直しで不良になる確率は低くなっているようです。
(古いAPSと最近のAPSの外観を見比べれば明らか。)

PPなので音質の好みは別れますが、安価なわりには音質は良いと評判のコンデンサで、一応オーディオ用の位置付けです。
昔は足をOFCとしたAPFと言うオーディオ用品種が存在しました。
現在のニッセイの積層PETコンデンサ、MMTとMTFの様な感じです。

会社は一度潰れましたが、中国資本で再生し、生産自体は続いていますので、APS自体はまだ入手可能です。
中国生産になった当初は、旧来の日本製に一歩劣ると言う評価が多かったですが
旧会社が製造ノウハウを置いてきていた為か?現在の生産品は、旧日本製に比べても遜色が無いようですね。

ニッセイ電機が潰れた原因は、色々言われていますが、当時は日本国内での業績は良かったのですが
実際のところは、中国進出での躓きらしいです。
中国人の勤勉さの無さ(春節で帰郷したまま帰って来なかったり
それを理由に解雇したら、ゴネストライキを起こしたり、生産性が低すぎるなど)
が原因による負債の累積が、本国の事業に影響を与え、事業継続が難しくなったため、と言われています。
不動産投資の失敗も有ったらしいですが、中国での躓きに比べれば、可愛いものらしいです。

APSの生産は続いていますが、会社そのものは、結果的に中国にとられた様な形になっているので
日本人としては複雑な気分です。

スレ違失礼しました。