>>348
仮想同軸だとツィーターを耳の高さに合わせないといけないので、ツィーターの上にユニットが付くことになり、必要な高さが高くなる(高さが同じならツィーターが低くなってしまう)。
また仮想同軸で3wayとすると2つのミッドレンジユニットが波長の割に離れすぎ、上下方向の傾きに対して敏感になるので、2wayでとどめないといけない(サブウーハーは別)。
ツィーターとミッドレンジを本物の同軸とすれば3wayでもこの問題はなくなるが、同軸ユニットは作るのが面倒。

またトールボーイは一般的に内容積が大きくなってしまう。
内容積が大きいことは低音再生に有利と思われているが、バスレフの場合、過大な内容積はバスレフ臭い音の原因になる。
ウーハー口径が大きければ(小口径多数でも同じ)この問題はないが、低価格で小口径のトールボーイはバスレフ臭くなりがちである。
もっとも、内容積が小さいものを寸法を変えずに大きくすることは不可能だが、大きいものを小さくすることは可能で、またバスレフポートを制動するなどして抑えることもできるので不可避ではないのだが、それなりにコストがかかることや、バスレフ臭かろうが低音が出た方が喜ばれることもあり、結局そのような音になりがちである。