>>926
好みじゃねえよ
普通に測定値が上がれば音質が上がる、当然ランクってのは値段じゃないよ
ランクは普通に測定結果で得られたS/NやTHD+N(ノイズや歪) ジッター(時間軸のズレ) 過渡応答(デジタルフィルタやオペアンプの性能や特性) 周波数特性(イコライジング) 辺りの値で容易に判断可能
これらの性能値は何かを犠牲にしなければ何かを得られない感じの関係性を持っている場合もあるので、どれか一個だけに注目して値を見てもダメで全体を見ないとダメだ
で、何らかの性能値が他の値を犠牲にせずに純粋に値が上がった場合は、それは本質的な音質向上であり、好みとは無関係に確実に良さを得られているという事になる
ただこの本質を理解していない奴が多く居て、漠然と自分が好きだと感じた音に対して「音質が良い、悪い」だとか「艶っぽい音」「音場が広い」「解像度が高い」などと
漠然と自分が感じた印象で発言する奴が一定数オーディオユーザーの中に紛れ込んでいるので音質が好み寄りの話になったりしてややこしくなる
自分が良いと感じた音はどこでその良さが得られているのか、逆に悪いと思った音はどこ由来で発生した物なのかを特定する事が重要
それと聴覚ってのはややこしい物で、特定の特性の値が純粋に高くなったとしても聴覚では好印象を得られない場合もある、この辺も気をつけて聴かなければならない
ただ好きとか嫌い関係無しに、どんどん性能向上を目指していけば最終的に自分が好きだった音を凌駕するので、性能を高める姿勢は重要だよ

現時点で音響機器は人間の技術が足りないので、理想的な音質を備えている機器は売られていないが、理想的な音質という物は存在する
音質の良し悪しってのはその理想の音質からどの程度遠ざかっているかどうかで判断できる