>>126

なるほど、ご指摘の通り同列には論じられないですね。
つまり、原典は
@「せめて〇×くらい」という意味と
A「実際には行われていない行為」という意味をもち、
なおかつB「ように」で置き換えることができない

ので文法上の誤りではないのか、と理解しました。

また、「あえてややこしい文を教材にしなくても」の部分も共感できます。
おそらく、この話のもつ他の要素が教材として優れていると判断されているか、定番教材になっている、と言う点で採用が続いているのだと思います。
加えて、昔話風の文だからこんなものなのだろう、というイメージが教師にも子どもにもあり、文法上の適否にこだわられることがすくなかったのかもしれません。

おおむねは賛成なのですが、

  ○「一人でせっちんに行くぐらいできたっていい」
  ○「一人でせっちんにぐらい行けたっていい」
  ×「一人でせっちんぐらいに行けたっていい」※原典

お示しいただいた上の3つの例文は「ぐらい」の位置の違いによってその適否が決まっていると思います。
この中でどうして原典だけが不適となるのか、やはり不思議に思います。
お示しいただいた「皿ぐらいは洗って」から下のように考えてみました(「に」は格助詞なのでここでは「皿「を」としました」)。

  ○「一人で皿を洗うことができたっていい。」
  〇「一人で皿を洗うことぐらいできたっていい。」
  ×「一人で皿をぐらい洗うことができたっていい。」
  ×「一人で皿ぐらいを洗うことができたっていい。」

この例文は「せっちん」の例文と似た順番にしています。このようにみると下の二つは私の感覚では×になります。
なので「せっちんぐらいに行けたっていい」は不適かもしれない、と思い始めています。
しかし、「皿」の一つ目の×と「せっちん」の二つ目の〇は文の構造上は同じなのに〇と×が分かれています。
これはどのように考えればいいのでしょうか。

もし、「せっちん」の二つ目の〇も×なのであれば、不敵な理由は「格助詞」+「ぐらい(副助詞)」の順番は
〇「体言」+「格助詞」+「動詞」+「ぐらい」
×「体言」+「格助詞」+「ぐらい」+「動詞」ですっきりとするのですが。