夏目漱石を読む・小説・その思想 [転載禁止]©2ch.net
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0001考える名無しさん
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2015/02/16(月) 07:28:56.230
主な著書(小説)
「坊ちゃん」
「吾輩は猫である」
(前期三部作)
「三四郎」
「それから」
「門」
(後期三部作)
「彼岸過迄」
「行人」
「こころ」

「道草」
「草枕」
「虞美人草」
「明暗」

「夏目漱石論」蓮實重彦
「夏目漱石」江藤淳
「夏目漱石を読む」吉本隆明
「漱石論集成」柄谷行人
0102考える名無しさん
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2015/04/22(水) 00:36:51.420
>かなりよく出来た活字だと思います

レベル、追いつけないようですな
0104考える名無しさん
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2015/04/22(水) 00:49:33.150
サイボーグも文房具も同じようなもんだし
0105考える名無しさん
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2015/04/22(水) 00:56:27.500
好物が落花糖でしょ 胃までやられちゃって ・・・・  電波
0106考える名無しさん
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2015/04/22(水) 04:39:59.450
>>104
私は一個の他者であります。真鍮が目覚めてラッパであることが判ったとして
それは真鍮の落ち度ではありません。このことは私には明白です。
・・・・・ダークエナジー
0107考える名無しさん
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2015/04/22(水) 09:21:00.310
漱石が神様のような存在になったのは昭和、とくに特に戦後のことではなかろうか。太平
洋戦争における反省が、国家や大衆の流れに距離を置く漱石の姿勢に共鳴し、変わり身の
早い国の教科書検定方針と岩波書店の営業政策が大きくそれに影響したのではなかろうか。
だが僕は、蓼食う虫も好き好きと言えばそれまでだが、ドストエフスキーの「カラマーゾ
フの兄弟」、トマス・マンの「魔の山」、シェークスピアの諸作品、安部公房の「砂の女」
などの方が漱石よりはるかに面白い。

漱石の作品で幾度も読み返したのは「草枕」。俳画的と評されたり、ヌーボー・ロマンと呼
ぶ人もいたりで、いささか他の小説とは趣が異なるからだ。だが、智に働けば角が立つ情
に棹させば流される、で始まるこの小説、冒頭部分はとても魅力的だが全体として僕には
よくわからない。なぜだろう、どなたかこの小説の面白さを解説してくれませんか。面白
くなければ捨てておけ、というのではなぜかちょっと困るんです、こだわりがあるんです。
0108考える名無しさん
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2015/04/22(水) 09:44:25.070
満韓を経過して第一に得た楽天観は在外の日本人がみな元気よく働いてゐると云ふ事であつた。
歴遊の際もう一つ感じた事は、余は幸にして日本人に生れたと云ふ自覚を得た事である。
内地に跼蹐(きょくせき)してゐる間は、日本人程あわれな国民は世界中にたんとあるまいといふ考に始終圧迫されてならなかつたが、
満洲から朝鮮へ渡つて、わが同胞が文明事業の各方面に活躍して大いに優越者となつてゐる状態を目撃して、
日本人も甚だたのもしい人種だとの印象を深く頭の中に刻みつけられた。
同時に、
余は支那人や朝鮮人に生れなくつて、まあ善かつたと思つた。彼等を眼前に置いて勝者の意気込を以て事に当るわが同胞は、
真に運命の寵児と云はねばならぬ」
「満洲日日新聞」明治42年11月5日掲載の夏目漱石の随筆『韓満所感』
0109考える名無しさん
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2015/04/22(水) 11:02:43.410
『韓満所感』なんてのがあったんだ
『満韓ところどころ』というのもあるね
韓満と満韓は、どう使い分けたらいいのだろう?
0110考える名無しさん
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2015/04/22(水) 12:44:15.460
>>108
漱石は満韓・支那に対して、>>96にあるダーウィニズムの〈適者生存〉の適者の側に立ち、
わが同胞が文明事業の各方面に活躍して大いに優越者となつてゐる状態を目撃して、
日本人も甚だたのもしい人種だ、という印象を抱いている。
ところが欧米に対しては〈淘汰〉されそうで何とかしなければ、
日本人程あわれな国民は世界中にたんとあるまい、と強烈に感じているわけだ。
『韓満所感』が1909年、「私の個人主義』が1914年であることを考えると、
漱石の心のなかでは外向きの考え方と、内向きの考え方に対立する大きな矛盾点があること明らかになる。
これは同時に一般に民族主義に立つ民衆の心理を映し出しているのかもしれない。
0111考える名無しさん
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2015/04/22(水) 13:14:54.120
>>110
外向きの考え方と、内向きの考え方に
⇒日本の国境を境に、外向きの考え方と、内向きの考え方に
0112考える名無しさん
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2015/04/22(水) 16:31:28.160
夏目漱石「韓満所感」(抜粋)

「昨夜久し振りに寸(すん)閑(かん)を偸(ぬす)んで満洲日日へ何か消息を書かうと思ひ立つて、
筆を執りながら二三行認(したた)め出すと、伊藤公が哈(は)爾(る)浜(ぴん)で狙撃されたと云ふ号外が来た。
哈爾浜は余がつい先達て見物(けぶ)に行つた所で、公の狙撃されたと云ふプラツトフオームは、現に一ケ月前(ぜん)に余の靴の裏を押し付けた所だから、
希有(けう)の兇(きょう)変(へん)と云ふ事実以外に、場所の連想からくる強い刺激を頭に受けた」

「満韓を経過して第一に得た楽天観は在外の日本人がみな元気よく働いてゐると云ふ事であつた」

「歴遊の際もう一つ感じた事は、
余は幸にして日本人に生れたと云ふ自覚を得た事である。内地に跼(きょく)蹐(せき)してゐる間は、日本人程(ほど)憐(あわ)れな国民は世界中にたんとあるまいといふ考に始終圧迫されてならなかつたが、
満洲から朝鮮へ渡つて、わが同胞が文明事業の各方面に活躍して大いに優越者となつてゐる状態を目撃して、
日本人も甚だ頼(たの)母(も)しい人種だとの印象を深く頭の中に刻みつけられた 同時に、余は支那人や朝鮮人に生れなくつて、まあ善かつたと思つた。
彼等を眼前に置いて勝者の意気込を以て事に当るわが同胞は、真に運命の寵(ちょう)児(じ)と云はねばならぬ」
0113考える名無しさん
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2015/04/22(水) 16:38:08.390
1885年3月16日、福沢諭吉が「時事新報」紙上に掲載した社説を「脱亜論」と呼んでいる。

 世界交通の道、便にして、西洋文明の風、東に漸し、至る處、草も気も此風に靡かざるはなし。蓋し西洋の人物、
古今に大に異なるに非ずと雖ども、其擧動の古に遅鈍にして今に活發なるは、唯交通の利器を利用して勢に乗ずるが故のみ。故に方今当用に國するものゝ為に謀るに、
此文明の東漸の勢に激して之を防ぎ了る可きの覺悟あれば則ち可なりと雖ども、苟も世界中の現状を視察して事實に不可ならんを知らん者は、世と推し移りて共に文明の海に浮沈し、共に文明の波を掲げて共に文明の苦樂を與にするの外ある可らざるなり。
文明は猶麻疹の流行の如し。目下東京の麻疹は西國長崎の地方より東漸して、春暖と共に次第に蔓延する者の如し。
此時に當り此流行病の害を惡て此れを防がんとするも、果して其手段ある可きや。我輩斷じて其術なきを證す。
有害一遍の流行病にても尚且其勢には激す可らず。況や利害相伴ふて常に利益多き文明に於てをや。當に之を防がざるのみならず、力めて其蔓延を助け、
國民をして早く其氣風に浴せしむるは智者の事なる可し。西洋近時の文明が我日本に入りたるは嘉永の開國を發端として、國民漸く其採る可きを知り、
漸次に活發の氣風を催ふしたれども、進歩の道に横はるに古風老大の政府なるものありて、之を如何ともす可らず。政府を保存せん歟、文明は決して入る可らず。
如何となれば近時の文明は日本の舊套と兩立す可らずして、舊套を脱すれば同時に政府も亦廢滅す可ければなり。然ば則ち文明を防て其侵入を止めん歟、日本國は獨立す可らず。
如何となれば世界文明の喧嘩繁劇は東洋孤島の獨睡を許さゞればなり。是に於てか我日本の士人は國を重しとし政府を輕しとするの大義に基き、又幸に帝室の神聖尊嚴に依頼して、
斷じて舊政府を倒して新政府を立て、國中朝野の別なく一切萬事西洋近時の文明を採り、獨り日本の舊套を脱したるのみならず、亞細亞全洲の中に在て新に一機軸を出し、主義とする所は唯脱亞の二字にあるのみなり。
0114考える名無しさん
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2015/04/22(水) 16:39:19.050
 我日本の國土は亞細亞の東邊に在りと雖ども、其國民の精神は既に亞細亞の固陋を脱して西洋の文明に移りたり。
然るに爰に不幸なるは近隣に國あり、一を支那と云い、一を朝鮮と云ふ。此二國の人民も古來亞細亞流の政教風俗に養はるゝこと、我日本國に異ならずと雖ども、
其人種の由來を殊にするか、但しは同様の政教風俗中に居ながらも遺傳教育の旨に同じからざる所のものある歟、日支韓三國三國相對し、
支と韓と相似るの状は支韓の日に於けるよりも近くして、此二國の者共は一身に就き又一國に關してして改進の道を知らず。
交通至便の世の中に文明の事物を聞見せざるに非ざれども耳目の聞見は以て心を動かすに足らずして、其古風舊慣に變々するの情は百千年の古に異ならず、此文明日新の活劇場に教育の事を論ずれば儒教主義と云ひ、學校の教旨は仁義禮智と稱し、
一より十に至るまで外見の虚飾のみを事として、其實際に於ては眞理原則の知見なきのみか、道徳さえ地を拂ふて殘刻不廉恥を極め、
尚傲然として自省の念なき者の如し。我輩を以て此二國を視れば今の文明東漸の風潮に際し、迚も其獨立を維持するの道ある可らず。
幸にして其の國中に志士の出現して、先づ國事開進の手始めとして、大に其政府を改革すること我維新の如き大擧を企て、先づ政治を改めて共に人心を一新するが如き活動あらば格別なれども、
若しも然らざるに於ては、今より數年を出でずして亡國と爲り、其國土は世界文明諸國の分割に歸す可きこと一點の疑あることなし。
如何となれば麻疹に等しき文明開化の流行に遭ひながら、支韓兩國は其傳染の天然に背き、無理に之を避けんとして一室内に閉居し、
空氣の流通を絶て窒塞するものなればなり。輔車唇歯とは隣國相助くるの喩なれども、今の支那朝鮮は我日本のために一毫の援助と爲らざるのみならず、
西洋文明人の眼を以てすれば、三國の地利相接するが爲に、時に或は之を同一視し、支韓を評するの價を以て我日本に命ずるの意味なきに非ず。
0115考える名無しさん
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2015/04/22(水) 16:41:04.350
例へば支那朝鮮の政府が古風の専制にして法律の恃む可きものあらざれば、西洋の人は日本も亦無法律の國かと疑ひ、
支那朝鮮の士人が惑溺深くして科學の何ものたるを知らざれば、西洋の學者は日本も亦陰陽五行の國かと思ひ、支那人が卑屈にして恥を知らざれば、
日本人の義侠も之がために掩はれ、朝鮮國に人を刑するの惨酷なるあれば、日本人も亦共に無情なるかと推量せらるゝが如き、是等の事例を計れば、
枚擧に遑あらず。之を喩へば比隣軒を竝べたる一村一町内の者共が、愚にして無法にして然も殘忍無情なるときは、稀に其町村内の一家人が正當の人事に注意するも、
他の醜に掩はれて湮没するものに異ならず。其影響の事實に現はれて、間接に我外交上の故障を成すことは實に少々ならず、
我日本國の一大不幸と云ふ可し。左れば、今日の謀を爲すに、我國は隣國の開明を待て共に亞細亞を興すの猶豫ある可らず、寧ろその伍を脱して西洋の文明國と進退を共にし、
其支那朝鮮に接するの法も隣國なるが故にとて特別の會釋に及ばず、正に西洋人が之に接するの風に從て處分す可きのみ。惡友を親しむ者は共に惡友を免かる可らず。
我は心に於て亞細亞東方の惡友を謝絶するものなり。


                        『時事新報』1885(明治18)年3月16日
0116考える名無しさん
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2015/04/23(木) 11:04:43.610
>>112->>115
これらの引用をどう評価するの
引用に対する君の評価・判断がなけねば、引用しても何も意味をなさない、と思うが
0117考える名無しさん
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2015/04/23(木) 12:38:59.800
>國中朝野の別なく一切萬事西洋近時の文明を採り、獨り日本の舊套を脱したるのみならず、亞細亞全洲の中に在て新に一機軸を出し、
>主義とする所は唯脱亞の二字にあるのみなり。
>我日本の國土は亞細亞の東邊に在りと雖ども、其國民の精神は既に亞細亞の固陋を脱して西洋の文明に移りたり。

現在は福沢諭吉から1世紀半も時が経っている、と言えなそれまでだが、
西欧の機械文明はとことん利用させてもらうが中華思想は守り抜く、という中国人は日本人より相当上手だな。
これを読むと日本人の意識の部分は西洋に乗っ取られてしまっている(精神は・・・西洋の文明に移りたり)、
フロイトじゃないが意識は西洋、無意識は日本(亜細亜)じゃ、人間分裂状態で、漱石発狂という噂もむべなるかな、だ。
もっとも諭吉の方は、頭はまるっきし経済のことしかないから、無意識に悩まされることもなかったろう、
福翁自伝に「神棚のお札を踏ん」づけた、とわざわざ書きこんだくらいだ。
0118考える名無しさん
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2015/04/23(木) 14:29:18.100
>>79
>霊のために肉を虐げたり、道のために体を鞭打ったりした

これは日本人本来の発想ではないね
キリスト教的な、物質より精神を、現世より天国を、肉体より精神を尊ぶ考え方のコピーですね
0119考える名無しさん
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2015/04/23(木) 15:25:41.760
日露戦争直後の1906年、「武士道」の著者であり人道主義者の新渡戸稲造が朝鮮半島を旅行している。
彼は朝鮮人(韓国人)を「政治的野心に欠けた、かの脆弱な女性的国民」と評して次のように述べている。

「山野は実に墳墓に充ち、予の今過ぎる所の路傍にも土饅頭を列ねて、また、やがて埋葬されるべき棺を列ぬ。
(朝鮮衰亡の原因は)その国の気候に非ず。
 また、その土壌に非ず。かく死と密接なる国民は自ら既に半ば死せるものなり」
「枯死国朝鮮」 キリスト教徒 新渡戸稲造 (国際連盟事務次長)
満韓を経過して第一に得た楽天観は在外の日本人がみな元気よく働いてゐると云ふ事であつた。
歴遊の際もう一つ感じた事は、余は幸にして日本人に生れたと云ふ自覚を得た事である。
内地に跼蹐(きょくせき)してゐる間は、日本人程あわれな国民は世界中にたんとあるまいといふ考に始終圧迫されてならなかつたが、
満洲から朝鮮へ渡つて、わが同胞が文明事業の各方面に活躍して大いに優越者となつてゐる状態を目撃して、
日本人も甚だたのもしい人種だとの印象を深く頭の中に刻みつけられた。
同時に、
余は支那人や朝鮮人に生れなくつて、まあ善かつたと思つた。彼等を眼前に置いて勝者の意気込を以て事に当るわが同胞は、
真に運命の寵児と云はねばならぬ」
「満洲日日新聞」明治42年11月5日掲載の夏目漱石の随筆『韓満所感』
0120考える名無しさん
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2015/04/23(木) 15:29:59.760
>>116
福沢諭吉の脱亜論(現代語訳)

福沢諭吉「脱亜論」 1885年3月16日 時事新報

日本の不幸は中国と朝鮮だ。この二国の人々も日本人と同じく漢字文化圏に属し、同じ古典を共有しているが、もともと人種的に異なるのか、教育に差があるのか、 日本との精神的隔たりはあまりにも大きい。

地球規模で情報が行き来する時代にあって、近代文明や国際法について知りながら、過去に拘り続ける中国・朝鮮の精神は千年前と違わない。

国際的な紛争の場面でも「悪いのはお前の方だ」と開き直って恥じることもない。もはや、この二国が国際的な常識を身につけることを期待してはならない。

「東アジア共同体」の一員として その繁栄に与ってくれるなどという幻想は捨てるべきである。日本は、大陸や半島との関係を絶ち、 欧米と共に進まなければならない。ただ隣国だからという理由だけで特別な感情を持って接してはならない。

この二国に対しても、国際的な常識に従い、国際法に則って接すればよい。悪友の悪事を見逃す者は、共に悪名を逃れ得ない。私は気持ちにおいては「東アジア」の悪友と絶交するものである
0121考える名無しさん
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2015/04/23(木) 19:03:17.680
全く訳になってないな
STAPの小保方よろしく
自分の好き勝手を書いているだけじゃないか
そうなら福沢諭吉の袈裟を着ず、堂々と自己主張したらどんなもんだ
君のようなやつを見て、漱石や諭吉が泣いてるぞ
0122考える名無しさん
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2015/04/23(木) 22:14:46.080
ここもネトウヨの巣窟になりそうだな
まともに議論もできず困った連中だ
0123考える名無しさん
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2015/04/24(金) 02:37:20.670
>>121
吉田松陰幽囚録

原文編集
日不レ升則昃、月不レ盈則虧、國不レ隆則替、故善保レ國者、不二徒無一レ失二其所一レ有、又有レ増二其所一レ無、今急修二武備一、艦略具、礮略足、則宜開二-墾蝦夷一、
封二-建諸侯一、乘レ間奪二加摸察加隩都加一、諭二琉球一朝覲會同比內諸侯、責レ朝-鮮納レ質奉レ貢、如二古盛時一、北割二満州之地一、南牧二台灣呂宋諸嶋一、
漸示二進取之勢一、然後愛レ民養レ士、慎二守邊一、固則可レ謂二善保一レ國、矣不然坐于群夷爭聚之中、無二能舉レ足揺一レ手而國不レ替者其幾與、
0124考える名無しさん
垢版 |
2015/04/24(金) 02:40:44.250
>>121
読み下し編集
日は升
のぼ
らざらば則ち昃
かたむ
き、月は盈

たざれば則ち虧

け、國は隆
さか
んならざれば則ち替
すたれ
る。故に善く國を保つ者は、徒
いたずら
に其れ有る所を失うこと無からず、又た其れ無き所を増すこと有り。今ま急に武備を修め、艦略具
そな
え、礮略足らし、則ち宜しく蝦夷を開墾して、諸侯を封建し、間に乘じて加摸察加カムチャッカ
隩都加オホーツク
を奪かちと
り、琉球を諭し朝覲會同し比ひ
して内諸侯とし、朝鮮を責め、質を納め貢を奉る、古いにしえ
の盛時の如くし、北は滿州の地を割
わり、南は台灣・呂宋
ルソン諸島を牧おさ
め、漸に進取の勢を示すべし。然る後に民を愛し士を養い、守邊を愼みて、固く則ち善く國を保つと謂うべし。然らず坐して群夷が爭い聚まる中、能く足を擧げ手を搖すこと無けれども、の替
すたれざらん者は其の幾
きと與
とも
なり。
0125考える名無しさん
垢版 |
2015/04/24(金) 02:44:07.100
>>121
現代語訳編集
日が昇らなければ沈み、
月が満ちなければ欠け、国が繁栄しなければ衰廃する。よって、国を善良に保つのに、むなしくも廃れた地を失うことは有り得て、廃れてない地を増やすこともある。
今、急いで軍備を整え、艦計を持ち、砲計も加えたら、直ぐにぜひとも北海道を開拓して諸侯を封建し、
隙に乗じてカムチャツカ半島とオホーツクを取り、琉球を説得し謁見し理性的に交流して内諸侯とし、朝鮮に要求し質を納め貢を奉っていた昔の盛時のようにし、
北は満州の地を分割し、南は台湾とルソン諸島を治め、少しずつ進取の勢いを示すべきだ。その後、住民を愛し、徳の高い人を養い、防衛に気を配り、しっかりとつまり善良に国を維持すると宣言するべきだ。
そうでなくじっとしていて、異民族集団が争って集まっている中で、うまく足を上げて手を揺らすことはなかったけれども、国の廃れないことは其の機と共にある。
0126考える名無しさん
垢版 |
2015/04/24(金) 12:26:57.940
夏目漱石「韓満所感」(抜粋)

「昨夜久し振りに寸(すん)閑(かん)を偸(ぬす)んで満洲日日へ何か消息を書かうと思ひ立つて、
筆を執りながら二三行認(したた)め出すと、伊藤公が哈(は)爾(る)浜(ぴん)で狙撃されたと云ふ号外が来た。
哈爾浜は余がつい先達て見物(けぶ)に行つた所で、公の狙撃されたと云ふプラツトフオームは、現に一ケ月前(ぜん)に余の靴の裏を押し付けた所だから、
希有(けう)の兇(きょう)変(へん)と云ふ事実以外に、場所の連想からくる強い刺激を頭に受けた」

「満韓を経過して第一に得た楽天観は在外の日本人がみな元気よく働いてゐると云ふ事であつた」

「歴遊の際もう一つ感じた事は、
余は幸にして日本人に生れたと云ふ自覚を得た事である。内地に跼(きょく)蹐(せき)してゐる間は、日本人程(ほど)憐(あわ)れな国民は世界中にたんとあるまいといふ考に始終圧迫されてならなかつたが、
満洲から朝鮮へ渡つて、わが同胞が文明事業の各方面に活躍して大いに優越者となつてゐる状態を目撃して、
日本人も甚だ頼(たの)母(も)しい人種だとの印象を深く頭の中に刻みつけられた 同時に、余は支那人や朝鮮人に生れなくつて、まあ善かつたと思つた。
彼等を眼前に置いて勝者の意気込を以て事に当るわが同胞は、真に運命の寵(ちょう)児(じ)と云はねばならぬ」
0127考える名無しさん
垢版 |
2015/04/24(金) 19:35:24.280
夏目漱石「韓満所感」(抜粋)

「昨夜久し振りに寸(すん)閑(かん)を偸(ぬす)んで満洲日日へ何か消息を書かうと思ひ立つて、
筆を執りながら二三行認(したた)め出すと、伊藤公が哈(は)爾(る)浜(ぴん)で狙撃されたと云ふ号外が来た。
哈爾浜は余がつい先達て見物(けぶ)に行つた所で、公の狙撃されたと云ふプラツトフオームは、現に一ケ月前(ぜん)に余の靴の裏を押し付けた所だから、
希有(けう)の兇(きょう)変(へん)と云ふ事実以外に、場所の連想からくる強い刺激を頭に受けた」

「満韓を経過して第一に得た楽天観は在外の日本人がみな元気よく働いてゐると云ふ事であつた」

「歴遊の際もう一つ感じた事は、
余は幸にして日本人に生れたと云ふ自覚を得た事である。内地に跼(きょく)蹐(せき)してゐる間は、日本人程(ほど)憐(あわ)れな国民は世界中にたんとあるまいといふ考に始終圧迫されてならなかつたが、
満洲から朝鮮へ渡つて、わが同胞が文明事業の各方面に活躍して大いに優越者となつてゐる状態を目撃して、
日本人も甚だ頼(たの)母(も)しい人種だとの印象を深く頭の中に刻みつけられた 同時に、余は支那人や朝鮮人に生れなくつて、まあ善かつたと思つた。
彼等を眼前に置いて勝者の意気込を以て事に当るわが同胞は、真に運命の寵(ちょう)児(じ)と云はねばならぬ」
0128考える名無しさん
垢版 |
2015/04/24(金) 19:40:04.840
彼等を眼前に置いて勝者の意気込を以て事に当るわが同胞は、真に運命の寵(ちょう)児(じ)と云はねばならぬ」
日本人も甚だ頼(たの)母(も)しい人種だとの印象を深く頭の中に刻みつけられた 同時に、余は支那人や朝鮮人に生れなくつて、まあ善かつたと思つた。
満洲から朝鮮へ渡つて、わが同胞が文明事業の各方面に活躍して大いに優越者となつてゐる状態を目撃して、
とあるまいといふ考に始終圧迫されてならなかつたが、
余は幸にして日本人に生れたと云ふ自覚を得た事である。内地に跼(きょく)蹐(せき)してゐる間は、日本人程(ほど)憐(あわ)れな国民は世界中にたん
「歴遊の際もう一つ感じた事は、

「満韓を経過して第一に得た楽天観は在外の日本人がみな元気よく働いてゐると云ふ事であつた」

希有(けう)の兇(きょう)変(へん)と云ふ事実以外に、場所の連想からくる強い刺激を頭に受けた」
哈爾浜は余がつい先達て見物(けぶ)に行つた所で、公の狙撃されたと云ふプラツトフオームは、現に一ケ月前(ぜん)に余の靴の裏を押し付けた所だから、
筆を執りながら二三行認(したた)め出すと、伊藤公が哈(は)爾(る)浜(ぴん)で狙撃されたと云ふ号外が来た。
「昨夜久し振りに寸(すん)閑(かん)を偸(ぬす)んで満洲日日へ何か消息を書かうと思ひ立つて、

「韓満所感」(夏目漱石)
0129考える名無しさん
垢版 |
2015/04/24(金) 19:42:18.630
http://hideyo-noguchi-mri.com/council
あの神の手、福島孝徳脳外科医も野口英世支持者だ
http://m2.upup.be/j3GS6yJ1hv
野口英世と大隈重信
http://l2.upup.be/CfE8fOSdgr
野口英世と東郷平八郎
http://m2.upup.be/qH7YjpjAGW
日本人最初のカラー写真、野口英世(大正3年アメリカで撮影)
野口英世

学位は医学博士(京都大学)、理学博士(東京大学)。称号はブラウン大学名誉理学博士、イェール大学名誉理学博士、パリ大学名誉医学博士、サン・マルコス大学名誉教授・名誉医学博士、エクアドル共和国陸軍名誉軍医監・名誉大佐。
1907年(明治40年) - ペンシルベニア大学名誉修士
1918年(大正7年) - エクアドル陸軍名誉軍医監 名誉大佐、グアヤキル大学名誉教授、キトー大学名誉教授
1920年(大正9年) - サン・マルコス大学名誉教授 名誉医学博士
1921年(大正10年) - ブラウン大学名誉理学博士、エール大学名誉理学博士
1925年(大正14年) - パリ大学名誉医学博士
受賞歴
1913年(大正2年) - 勲三等(スペイン)、勲三等(デンマーク)
1914年(大正3年) - 勲三等(スウェーデン)
1915年(大正4年) - 勲四等旭日小綬章
1920年(大正9年) - ジョン・スコット・メダル名誉章(フィラデルフィア)
1924年(大正13年) - レジオンドヌール勲章(フランス)
1925年(大正14年) - 正五位、コーベル賞牌
1928年(昭和3年) - 勲二等旭日重光章、防疫功労金牌(フランス)
0130考える名無しさん
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2015/04/24(金) 19:44:44.610
http://m2.upup.be/J5TKlS3Tuv
会津若松 野口英世像
http://l2.upup.be/URtREuwovc
大阪箕面公園 野口英世像
http://l2.upup.be/fsBzFV9tSv
上野恩賜公園 科学博物館前 野口英世像
http://l2.upup.be/L7754PcZX5
ペルーの野口英世像
http://l2.upup.be/5WK28nQgaD
エクアドルの野口英世像
http://l2.upup.be/j8uCClWmYB
アフリカガーナ 野口英世像
http://n2.upup.be/iicUdYVTe6
ロックフェラー大学図書館 野口英世像
http://n2.upup.be/SXjVXCUU4Q
メキシコの野口英世像
http://l2.upup.be/TAmKVQxDp2
外国発行の野口英世切手
http://l2.upup.be/zyXR5RXdko
猪苗代城跡 野口英世像
http://l2.upup.be/O6mjvE1unJ
エクアドルに上陸した野口英世
http://m2.upup.be/rb4kNpZiqs
アフリカに上陸した野口英世
http://m2.upup.be/WirPOLb99A
野口英世の死を伝える朝日新聞
http://m2.upup.be/y1QccqlQcI
野口英世の死を伝えるニューヨークタイムズ
0131考える名無しさん
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2015/04/24(金) 19:49:07.580
統治者は憲法に定義されている。
憲法を最初に作った者は偉大であるし、法と政治を形成する。
国家は「善」を目的としているし、法と政治は人間と領土を治める。
人間は男女がお互いに影響を与えあっており、縄張りが生じる。
日本国の市民と国家の関係は今となっては各自が国家の知のイメージを形成しやすくなっている。
子供は未成熟なために大人の監視が必要だし、女性はよく考えているが権威がないため男性の監視が必要だ。
男は「本質に反していなければ」統治者にふさわしい。
このような地道な政治学の構築がアレキサンダー大王のペルシャ侵略につながったのだ。
明るい魂を必要としている国が侵略を受け入れるのだ。

行政機関や司法機関に奴隷は参加できない。
しかし、彼らにも満足が必要だ。
人間とは政治的動物だからだ。
日本でいうと在日や部落であろうか。
奴隷は侵略によって生み出される(一向一揆や日露戦争など)が、高貴な人生を望んでいる。
しかし、主人が必要なのだ。

ダンテと大日本帝国の侵略。
http://app.f.m-cocolog.jp/t/typecast/1325367/439553/99208959
0132考える名無しさん
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2015/04/24(金) 20:00:26.870
世界の存在とは、差し当り認識の静的な断面図としては

一、目の前の或るもの(四角いモノ)が
二、パソコン(なる意味のモノ)として
三、その意味(社会的使用法)を知る者としての
四、この俺に対して、在る

との根本構造を有する。

一を所与 (主語的与件)、
二を所識 (述語的意味)
三を所識(者) (判断主観一般)
四を能知(者) (具体的個人)

と術語化し、一般的には
(世界は)「所与が それ以上の或るものとして、誰かとしての或る者としてある」
または
「所与が所識として、能識者としての能知者に対して在る」
と定式化する。
これが四肢的構造論、その認識論に於ける第一原理でありんす。
0133考える名無しさん
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2015/04/24(金) 20:03:25.080
ダンテと大日本帝国の侵略

嘆きの町を通りがかった時、あなたは永遠の痛みを味わう。
そこに正義はない。
権力だ。
最高の叡知、深い愛。
なにも生み出さず、なにも救わず。
永遠、永遠だけを俺は耐えた。
「この門をくぐるものは希望を捨てよ」
「先生、意味がわかりません」
「お前がここを去らないようにするためだ。俺はお前の魂をみる。みじめさの中で知恵はなくなる」
そして俺はこの門をくぐった。
星の見えないその町にはいろんな言語が入り乱れていた。
汚い言葉もあった。
なんだ、この呻き声は?
そこには称賛も批判もなく、病気だけがあった。
天使はいたが、抵抗はむなしく、そこは神にとって真実でなく、俺たちにも真実ではなかった。
ただ、天国によって四方を囲まれ、生きているところでは贅沢も深みもなく、地獄だった。
他者の栄光は空しく天に昇った。
なぜ嘆く?
彼らの栄光は嫉妬に満ち、希望もなく、盲目な人生だけが待っている。
俺たちはただ通りすぎればいいだけだ。決して語ってはならない。
俺はただ旗がはためくのを見た。
それはとどまることなく、多くの人の無駄な死を思うと、俺の心は魂にみなぎった。
時には人の死を見た。
命は影に覆われ、恐怖の表情を浮かべた。
神は彼の部族が嫌いだったし、彼らの敵も憎んでいた。
死体はハゲ鷹につつかれ、涙の血が流れた。
やがて蛆に覆われた。
「先生、ここに救いはあるのでしょうか」
やがて我々の地はアケロンによる侵略を受けるだろう。
0134考える名無しさん
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2015/04/24(金) 20:06:03.270
アリストテレスはレスボスで女の政治を学び、アレキサンダー大王の先生になっている。
ペルシャの征服に参加し、アレキサンダーの死後、マケドニアコネクションを活用し、政治学を完成させた。
魂よりサイエンスをという立場をとり、物理学・形而上学・政治学を対象にした。
市民の幸福・高貴な行動を探求した。
市民の幸福には価値があるが、国家の利益は神聖で高貴だった。
軍事・家族の統治・レトリックを研究した。
たとえば、軍事における家族の幸福とは「隣のお兄さん死なないかな、死んだあとセックスしたいな」
という女性の発想が戦争を誘発し、
隣のお兄さんは戦場に行くというカサブランカを経験する。これは高貴な行動だ。
背景には倫理学(楽しいことの探求)がある。
男が死ねるとき「拳銃〜カサブランカ」
イリザは、リックと愛し合っていた。
リックはカサブランカからポルトガル、そしてアメリカへと渡る通行証発行権限を持っていた。
イリザは、リックに後ろから拳銃を向ける。
ビクターと共にアメリカに渡るためにリックと付き合っていたのだ。
リックは本気でイリザを愛していたし、職務に熱心だった。
「撃てよ、俺のために」
これが美しい女性イリザとリックとの間にある「拳銃」の存在だ。
0135考える名無しさん
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2015/04/25(土) 00:14:28.060
彼等を眼前に置いて勝者の意気込を以て事に当るわが同胞は、真に運命の寵(ちょう)児(じ)と云はねばならぬ」
日本人も甚だ頼(たの)母(も)しい人種だとの印象を深く頭の中に刻みつけられた 同時に、余は支那人や朝鮮人に生れなくつて、まあ善かつたと思つた。
満洲から朝鮮へ渡つて、わが同胞が文明事業の各方面に活躍して大いに優越者となつてゐる状態を目撃して、
とあるまいといふ考に始終圧迫されてならなかつたが、
余は幸にして日本人に生れたと云ふ自覚を得た事である。内地に跼(きょく)蹐(せき)してゐる間は、日本人程(ほど)憐(あわ)れな国民は世界中にたん
「歴遊の際もう一つ感じた事は、

「満韓を経過して第一に得た楽天観は在外の日本人がみな元気よく働いてゐると云ふ事であつた」

希有(けう)の兇(きょう)変(へん)と云ふ事実以外に、場所の連想からくる強い刺激を頭に受けた」
哈爾浜は余がつい先達て見物(けぶ)に行つた所で、公の狙撃されたと云ふプラツトフオームは、現に一ケ月前(ぜん)に余の靴の裏を押し付けた所だから、
筆を執りながら二三行認(したた)め出すと、伊藤公が哈(は)爾(る)浜(ぴん)で狙撃されたと云ふ号外が来た。
「昨夜久し振りに寸(すん)閑(かん)を偸(ぬす)んで満洲日日へ何か消息を書かうと思ひ立つて、

「満所韓感」(漱石夏目)
0136考える名無しさん
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2015/04/25(土) 00:19:42.840
彼等を眼前に置いて勝者の意気込を以て事に当るわが同胞は、真に運命の寵児と云はねばならぬ」
日本人も甚だ頼母しい人種だとの印象を深く頭の中に刻みつけられた 同時に、余は支那人や朝鮮人に生れなくつて、まあ善かつたと思つた。
満洲から朝鮮へ渡つて、わが同胞が文明事業の各方面に活躍して大いに優越者となつてゐる状態を目撃して、
とあるまいといふ考に始終圧迫されてならなかつたが、
余は幸にして日本人に生れたと云ふ自覚を得た事である。内地に跼蹐してゐる間は、日本人程憐れな国民は世界中にたん
「歴遊の際もう一つ感じた事は、

「満韓を経過して第一に得た楽天観は在外の日本人がみな元気よく働いてゐると云ふ事であつた」

希有の兇変と云ふ事実以外に、場所の連想からくる強い刺激を頭に受けた」
哈爾浜は余がつい先達て見物に行つた所で、公の狙撃されたと云ふプラツトフオームは、現に一ケ月前に余の靴の裏を押し付けた所だから、
筆を執りながら二三行認め出すと、伊藤公が哈爾浜で狙撃されたと云ふ号外が来た。
「昨夜久し振りに寸閑を偸んで満洲日日へ何か消息を書かうと思ひ立つて、

「満所韓感」(漱石夏目)
0137考える名無しさん
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2015/04/27(月) 13:32:49.530
杉寅之助の以下のような馬鹿げた考え方に同調するオタワケが未だにいるんだね、驚いてしまった

こんなタワケは今すぐ南シナ海で中国軍と戦って名誉の戦死をしてください
戦死は名誉ですぞ

「天下は万民の天下にあらず、天下は一人の天下なり」と主張して、藩校明倫館の元学頭・山県太華と
論争を行っている。「一人の天下」という事は、国家は天皇が支配するものという意味であり、
天皇の下に万民は平等になる。但し、天皇のために万民が死にもの狂いで尽くす事が必要である。
0138考える名無しさん
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2015/05/03(日) 18:55:07.930
天皇万歳、こう叫びながら多くの若者が戦争で命を失いました
天皇万歳、ネトウヨの皆さんも東シナ海で中国海軍と戦って名誉の戦死を遂げましょう
天皇万歳、杉寅之助万歳
ネトウヨの皆さんも戦歿者246万余柱を祀る靖国神社の英霊に仲間入りしましょう
幕末の志士、吉田松陰や坂本龍馬・高杉晋作も君たちが英霊の仲間入りするのを今か今かと待っておりますぞ
0139考える名無しさん
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2015/06/08(月) 23:46:08.510
叫んだのかなぁ
0140
垢版 |
2015/07/01(水) 21:15:51.750
「みんな金がほしいのだ。そうして金よりほかなんにもほしくないのだ」
こう考えてみると、自分が今までなにをしてきたのかわからなくなった。
(「道草58」夏目漱石)
0141
垢版 |
2015/07/08(水) 20:28:30.970
『道草』読み終わった。これぞザ・文学て感じだな。
終始金の貸し借りと夫婦の不仲の話だった。ただ、文学て感じだなあ〜
0142清見
垢版 |
2015/07/08(水) 20:58:30.900
文学好きだよ
そんな話をするのも悪くない
0143
垢版 |
2015/07/09(木) 04:38:29.090
文学といっても、実はそんなに多量には読めない。
なので、まあ大概なのは読むけど、漱石を中心にして読んでいく。

清見はそんなに多く哲学書読めるの?時間掛からないか?
0144
垢版 |
2015/07/09(木) 04:46:37.180
文学や哲学書、理学書など凡そ教養に関わる本を多量に読むにはたぶん訓練が必要なのはわかる。

つまり背景知識が豊富であればあるほど、より速く、より多く、より細部まで読めるようになる。
ただ、小説は人の性質によるんだな。読める人は好きでスラスラ読むし、読めない人はまったく物語が頭に浮かばない
おれは、それほど多量には消化できない。深く狭く読むことしかできない。凡人だと思うよ。
0145清見
垢版 |
2015/07/10(金) 11:02:54.790
ここ10数年はちゃんと読んでないよ
全部、昔とったきねづか

ハマったマンガのシーンを覚えているように、
昔、学問にハマった時の文章は覚えちゃうだけの話

それを字面を覚えるんじゃなくて、図形にして覚えちゃう感じかな
本を読む時は、字面から図形を読み取る感じ
図形を読み取れないような、わけわからん文章は飛ばす
0146
垢版 |
2015/07/10(金) 20:11:54.500
俺も哲学書と格闘したのは、もうかれこれ10年以上前やわ。体系的に学びたかったが、何せ時間が掛かるからな。
これでもカミュとサルトルについては結構論争したんだぜ。もう、頭空っぽやわ。哲学の手の字も頭に残ってない。
今哲学書読むのは時間の無駄に思うわ。文学なら素養は哲学よかマシだから、書くために読んでる。

つくづく教養ねえでやんの。・゜・(ノД`)・゜・。
0147考える名無しさん
垢版 |
2015/07/15(水) 05:13:01.550
漱石の独特の臭味が耐えられない。
0148考える名無しさん
垢版 |
2015/07/15(水) 06:14:08.680
漱石も確かに「人間」を教えてくれる。
実存哲学より取りつき易い。
現実の漱石は、生まれも、性格も、厳しく、暗い。悩みも絶えない。
友人の子規も病気で暗い。共に「弾きあう感性」があったらしい。
漱石の妻「鏡子夫人」は「女性が強すぎ」て、漱石には重荷がち。
悩みは絶えない。
精神病跡学者は「混合精神病?」とも言う。
0149考える名無しさん
垢版 |
2015/07/15(水) 06:27:30.240
漱石は「仏教的済度」を「禅」に求めた。どこまでも「自力」で立ち
上がりと希んだらしい。
実存哲学が「神の倫理」から離れ「人間実存」に戻った。
漱石は「空思想」から「則天去私」に至ったと言う。
これは「禅の不生不滅」とどう違うのだろうか。
0150考える名無しさん
垢版 |
2015/07/15(水) 06:36:43.510
二大文豪。漱石と鴎外。
漱石は難解で、日本で愛読されている程には、海外に知られていない。
翻訳、紹介も少ないと聞く。
漱石も鴎外も当時のエリートとして、共に「留学」している。
漱石は外国でも悩み続けて病気同然で帰国している。
0151考える名無しさん
垢版 |
2015/07/15(水) 06:50:35.410
鴎外は外国でも、育ちの良い旧家のお坊ちゃん故、異国の乙女に一途な
恋をしている。だが、帰国命令が出ると、乙女を捨てサット帰国してい
る。捨てられた「異国の乙女」は、鴎外を恋したい、今の様に飛行機も
無い時代に、鴎外を追ってはるばる汽船で幾日もかけて日本まで来たが
鴎外の「親戚一族」は乙女を横浜に留めて、鴎外を諦める様、入れ替わり
立ち代り説得して、乙女は無くなく一か月後に帰国している。
0152考える名無しさん
垢版 |
2015/07/15(水) 07:06:05.840
鴎外はこの間一度も横浜には行かず、そのひと月後に「家と家」との
結婚をしている。そして、この出来事をヒントに名作「舞姫」を書き
文芸世界での成功の道を歩き、他方軍医としても、栄光の道を歩いて
いる。ここには漱石の様な「闇」は無い。これも、人生。これも人間。
だがこれも「実存哲学」。深刻なばかりが人間では無い。
0153考える名無しさん
垢版 |
2015/07/15(水) 07:17:42.910
鴎外の罪は明白なんだけどね。
0154考える名無しさん
垢版 |
2015/07/15(水) 08:54:48.050
  ↑  この「異国の乙女」は実在したとの報告も有ります。
 明治期の「軍人の精神」からは、「女ごときに」と言う男尊女卑
 の時代背景も有る。旧家と言う「ほこり」が一族にも、鴎外にも
 有ったのは、当然とも言える。
  だが、当時も、今もこの「異国の乙女の切ない思い」に、涙する
 日本人は多い。鴎外の「非情」は、「自己本位」は、避難されても
 止む無しと言える。
0155考える名無しさん
垢版 |
2015/07/15(水) 09:22:47.550
これは悲劇だろうからなんとも言えない

現代においてこれをなぞったら滑稽だとは思う
0156考える名無しさん
垢版 |
2015/07/15(水) 09:25:45.520
現代は女性の立場も向上してきているし、家という様な、個人の生き方を規定するような慣習も緩まってきている
鴎外がエリスを捨てたとしても、実利もあったろうけども鴎外は慣習に従ったので、その不合理を恐らくは悲劇として描いたので、そこを考えるべきと思う
0157考える名無しさん
垢版 |
2015/07/15(水) 09:26:20.060
そういう意味で、鴎外もまた悲劇的な明治人であるといえると思う
0158考える名無しさん
垢版 |
2015/07/15(水) 09:37:08.030
豊太郎のエリスへの思いには複雑なものがあったかもしれない
愛しながらも同時に疎ましいと思う所があり、そこに友からのエリスとの別れと帰国の勧めがまるで渡りに船の様にやって来た
それに抵抗を示しながらも従い、エリスは発狂し、それを残して自分は日本に復帰する

愛しながらも疎んだ女性を他人の助言への追従によって発狂に追いやり、自身は安定を得、全てが丸く収まる

ここで謂わば第三者としてその鷗外を救いまた貶め彼から主体性を結果的に奪う事になる友相沢謙吉の一言
だからこそwikiにあるように、
「相沢謙吉が如き良友は、世にまた得がたかるべし。されど我が脳裡に一点の彼を憎む心、今日までも残れりけり。」
と両義的に書かざるを得ない。

鷗外はこの不合理を内に止める事が出来なかったのだろう。
0159考える名無しさん
垢版 |
2015/07/15(水) 09:43:38.980
エリスとの別れと日本への帰国、これは林太郎の望みなのかそうではないのか、それに林太郎自身がそうする前に、
一面では林太郎の望みに沿い、他方で彼のロマンを消す、善意の友人の計らいによって、エリスの発狂によって結論が出てしまう

林太郎はこの自らの葛藤に決着をつけるべく自ら決意してこの薦めに乗ったのではない、そうする前に、愛し、あるいは疎んじたエリスは発狂してしまう
自分の望みが、或いは反発すべき結果が、自分が行動を起こす前に、叶えられてしまう
0160考える名無しさん
垢版 |
2015/07/15(水) 09:45:11.370
それを起こすのは「相沢謙吉が如き良友は、世にまた得がたかるべし。されど我が脳裡に一点の彼を憎む心、今日までも残れりけり。」
にある、友人相沢の忠告
0161考える名無しさん
垢版 |
2015/07/15(水) 09:48:51.010
現代だったら正直に言ってエリスには同情できないし、そういう気にもなれない
そうしていたらこういう事はまた避けえるものさえ避けえなくなるから
0162考える名無しさん
垢版 |
2015/07/15(水) 09:51:10.130
現代人としてこういう事件を見たらどっちもどっちと思う
0163考える名無しさん
垢版 |
2015/07/15(水) 10:14:19.640
一歩間違えればストーカーでもあり、現代においてはこの悲劇はさけるべきだと思った
0164考える名無しさん
垢版 |
2015/07/15(水) 17:27:10.450
鴎外の罪は、そんなところにあるのではない。医学者としての罪だ。
0166考える名無しさん
垢版 |
2015/07/15(水) 17:55:25.270
鴎外というのは美人というだけで熱を上げるけど、家に逆らうことはできない。

家の復興に人生を賭けた鴎外と、家を嫌悪の対象として見た漱石と、好対照だね。
0167考える名無しさん
垢版 |
2015/07/16(木) 20:18:45.050
図書館で寺田農の朗読で「舞姫」聴いてみ
それはもう綺麗だから
0168考える名無しさん
垢版 |
2015/07/16(木) 21:10:53.310
前期三部作の「三四郎」は青年期の青春時代を描いていて、恋愛はみねこが嫁ぐことにより、淡い恋愛物語として幕を閉じるが、
「それから」は親友の細君を奪うかたちで終わるし、「門」はその後に、東京で隠れるように生きる夫婦生活を描いているが、
現代でみれば略奪愛、失楽園で兄貴や親に縁切りされて、社会的に成功している父親のすねかじりしながら、
社会批判しながら高等遊民として生きてきたが、金も縁も切れた途端に社会に出て働くと言う非常に
情けない主人公を描いている。
「野分」「坑夫」では金持ち批判しておきながら前期三部作で、その金持ちを親類に設定して、その親類から援助してもらって
高等遊民の主人公が不道徳なことをして失敗する物語になっている。全体構造からみると「こころ」まで続くが、最終的には白も黒もないような、そんな主人公になるんだな。
0169考える名無しさん
垢版 |
2015/07/25(土) 14:19:24.450
最近「三四郎は柔道小説ではない!」とか言い張る奴が多くて困る
「文豪漱石の作品をそんな安易なジャンル付けでは捉えられない」と言いたいのはわかるのですが
逆にそれは柔道小説を侮蔑しているのではないですか?
三四郎にあこがれて柔道を始め大成した人も多いのですから
臆することなく三四郎も柔道小説と呼んでいいと思います
0171考える名無しさん
垢版 |
2015/08/01(土) 09:11:18.750
柔道小説じゃねえし
0172考える名無しさん
垢版 |
2015/08/01(土) 09:54:40.90O
おいおい、小説を思想や階級や善いことした悪いことしたとか、
そんな下らないもので読むなよ。
描写や細部や語り口でどう読者を操るかに注目して読んでやれよ。
小説家の苦心に報いてやれよ。
0173考える名無しさん
垢版 |
2015/08/01(土) 21:21:19.980
>>172
どう読んだって、文学なんて、大学の科目から消滅することになるんだよ・・・
0174考える名無しさん
垢版 |
2015/08/01(土) 21:47:34.070
夏目漱石の言葉使いはすごいな
「道草」「彼岸過迄」両方とも、その情景描写、人物の描写、心理描写、そのどれをとっても自由自在。
現代作家でああいう描き方でかるのは今の所みねえな。
0175考える名無しさん
垢版 |
2015/08/12(水) 19:06:02.800
「彼岸過迄」読了しました。

主人公は敬太郎とも須永市蔵とも言えないけど、どちらも主体になって物語に登場するから、どちらも主人公なんでしょう。
市蔵と千代子の付かず離れずの恋愛関係は、とても切なく読み応えのあるものでした。
それにしても市蔵は千代子に対して考えすぎじゃないかなあ、と思わせるようなところがたくさんあります。
須永の話からは観念論みたいな言葉がたくさん出てきて「僕と千代子がくっつくと(心が)ああなる。関係はこうだ」とか
出てきますけど、千代子をもらってしまえば、また色々な喜びや哀しみを共有できる間柄になっても
おかしくないのにと思います。最後は市蔵の出生の秘密が叔父の松本から敬太郎に伝わり、
結末へと向かいますが、是非市蔵は千代子と結婚して欲しいですね。
ああだこうだ観念のなかを行き来するんじゃなくて、向き合ってみて欲しいと思います。

場面では市蔵が千代子に翻弄される場面が2.3出てきますが電話口での押し問答と
最後に千代子が市蔵に向かって「あなたは卑怯よ」「だったら何故あたしと高木さんのことで嫉妬なさるの」
という場面が印象深いものでした。あとは市蔵が出生の秘密を知り涙を流す場面です。

さすがに文豪の文章は読み応えがありますね
0176考える名無しさん
垢版 |
2015/08/25(火) 22:01:35.630
好きな夏目漱石も全部読んでるわけじゃないから偉そうなことは言えないけど、最近は芥川賞全集を読み始めてる。
今15巻(高橋三千綱、高橋揆一郎、重兼芳子、青野聰、森禮子、尾辻克彦、吉行理恵)読んでる。
今まだ「伸予」(高橋揆一郎)を読んでるところだが、最近の芥川賞は随分文章が変わったなという感じを受けるな。
まあ、読みやすくなったといえば聞こえはいいが、随分軽いものばかりだな。
それから風潮としては純文学でもミステリー要素が多くなった気がする。たぶんそうじゃないと売れなくなっているんだろうな。
売れる小説はラノベとミステリー小説ばかりだからな。

夏目漱石を随筆まで全部読んだら、谷崎潤一郎と三島由紀夫に取り掛からんと、なかなか・・・
小説も哲学書もすらすら読める人は羨ましいよ。凡人であることに恨みすら覚える。・゜・(ノД`)・゜・。
0177考える名無しさん
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2015/08/27(木) 19:41:28.630
第79回芥川賞 高橋揆一郎「伸予」(昭和53年上半期)は50くらいの女の人の恋愛を描いた小説。
物語にでてくる人物は主人公の伸予の他、武藤善吉という伸予が教師をしていた20歳の時分に15歳だったブリキ屋の善ちゃんという中年男。

伸予が20歳の教師時代、武藤善吉に恋をして、それから30年後に再会したという設定。
伸予は結婚して何人かの子供がいるのだが、旦那には先立たれ淋しい人生を送っている。

善吉がまだ15歳の時に恋をして以来、それを忘れることができずにいた。
そうやって50になって武藤善吉と再会して、二度会って一度関係を持つのだが、渡していた家の合鍵が家に送られてきてしまう。

物語の終盤、伸予は自分の身体の老いたのを鏡で見て、この身体を善吉は抱いたのかと思って
暗澹たる人生の闇を感じて、親父さんの声を聞いて物語が閉じられる。

まあ、美しかった女が初老に差し掛かって、男に執着するが、終いには男の女になれなかったことを悟る物語だな。
悲しいかな女というものは老いの苦しみがある。前にあったものがない。
それでも男を求める。淋しさは精神疾患というかたちで表れてくる。
0178考える名無しさん
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2015/09/28(月) 03:22:46.920
月が綺麗ですね
0179考える名無しさん
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2015/10/05(月) 08:22:54.120
>>175
市蔵に全く魅力を感じないし千代子もアホだなくらいにしか思えない。
そもそも二人ともが疑似恋愛してるだけでしょ。
千代子は市蔵の気を引いているらしいことだけにしか興味がないし
市蔵は許嫁なのでなんとか恋愛らしい独占欲で千代子に興味を持とうとしているけど
実は下働きの下女に対しての方が市蔵は素直に興味があるんだよね。
市蔵の根っこの部分の性については市蔵自身理解していない。

あるいは高木に対して激しい嫉妬を感じているけど
あれは千代子を介して高木に強く憧れ同性愛的な嫉妬をしているように見える。
高木は千代子に対して別に興味のあるそぶりもしていないし市蔵が嫉妬するほどの理由もない。
市蔵はヘテロな愛を恐れているんじゃないかなあ。
どのみち市蔵にとって千代子は性の対象でもないしどうしても手に入れたい対象でもないんだし
恐れというのは女性との性生活なのだと思って読むとなるほどと思うわ。
0180考える名無しさん
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2015/10/05(月) 08:53:30.740
あと千代子が叔父である松本と肉体関係があったかどうか。その辺も重要
父親の田口は娘が処女かどうか、義理の弟の松本と肉体関係がありそうかどうかと敬太郎に探偵させて聞くんだけど
敬太郎がよくわからないと言うと話を変えちゃう。
完全に探りをいれてるよね。
田口が実業家でやり手の成金というところが実は市蔵と同じく千代子も田口の愛人の子であるともとれなくもない。
娘が血の繋がらない叔父とただならぬ関係であることを知って探偵を雇い
それを知った松本が激怒。千代子を淫売呼ばわりして田口に叩き返すという行動に出そうになるけど
結局敬太郎の知恵で回避する。松本は愛人である千代子を市蔵に託して逃げ切ろうとしているんじゃないのか。
男に宝石をせびるあたり千代子は処女じゃない。
市蔵は童貞かつホモ。どうしたって二人が上手く行かないことは松本もよく知っているはずだしね。
0181考える名無しさん
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2015/10/08(木) 19:16:57.570
現在「吾輩は猫である」に取りかかっている
0182考える名無しさん
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2015/10/08(木) 19:30:31.880
>>178-179

まったく滑稽だ。少々詮索が過ぎるんじゃないか?粋を逸脱しているため下品な作品詮索になっている。
高木への嫉妬は同性愛によるところがあるというのは故吉本隆明氏が言っていた通りのことだね。
まあ確かに市蔵にホモジーニアスな部分がないとはいいきれない。深く掘り下げればそういうことになるかもしれない。
漱石が市蔵と千代子の関係性を文学的にどう描こうとしたか、それを考えるととても松本の叔父と千代子に関係があるなんて
昼ドラみたいなドロドロがあるとは思えない。
0183考える名無しさん
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2015/10/08(木) 23:45:39.000
>>182
松本が千代子を高級淫売呼ばわりすること自体
田口が千代子を処女かどうか他人に聞くこと自体気持ち悪いよ。
年頃の娘の血縁者がそこまで踏み込んだ話をすることが気味が悪い。
そこにはドロドロとした何かがあると思うけどね。
叔父と歩いていただけで肉体関係を疑うような発言を他人にする父親なんて女からしたらありえないね。
0184考える名無しさん
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2015/10/09(金) 02:14:59.190
宵子の死はなんらかの原罪の象徴かなと思った。
宵子を可愛がっていた千代子
千代子の下で死んでしまった宵子
これは松本と千代子の背負うべき罪の象徴とも取れなくもない。
元々行き来があった仲なら男女間でなにか起こっても不思議ではないよね。
それを下世話だと思うなら確かにそうなんだろうけど。
夜中に平気で出歩く娘と二人きりで食事に出掛ける中年男。
松本の妻から見れば若く魅力的な姪の存在は相当忌々しいと思う。
0185考える名無しさん
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2015/10/09(金) 05:38:18.510
なんとも言えんわ。
物語の構造として宵子の死がどのような意味があるのかということだけど、松本と千代子の関係の原罪としての宵子の死?
文学板で言ったらだいぶ叩かれるだろうな。
0186考える名無しさん
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2015/10/11(日) 10:08:49.850
夏目漱石の小説は、まあ正直退屈なところ4割。
あとの6割は作者が乗り出してきて白熱するから面白い。

退屈度
夢十夜>虞美人草>吾輩は猫である>坊ちゃん>三四郎>草枕>炭坑>門>道草>それから>明暗>彼岸過迄>行人>こころ
0187考える名無しさん
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2015/10/11(日) 20:32:49.640
夏目漱石「こころ」32

「それのみならず私わたくしはお嬢さんの態度の少し前と変っているのに気が付きました。
久しぶりで旅から帰った私たちが平生へいぜいの通り落ち付くまでには、万事について女の手が必要だったのですが、
その世話をしてくれる奥さんはとにかく、お嬢さんがすべて私の方を先にして、Kを後廻あとまわしにするように見えたのです。
それを露骨にやられては、私も迷惑したかもしれません。場合によってはかえって不快の念さえ起しかねなかったろうと思うのですが、
お嬢さんの所作しょさはその点で甚だ要領を得ていたから、私は嬉うれしかったのです。つまりお嬢さんは私だけに解わかるように、
持前もちまえの親切を余分に私の方へ割り宛あててくれたのです。だからKは別に厭いやな顔もせずに平気でいました。
私は心の中うちでひそかに彼に対する※(「りっしんべん+豈」、第3水準1-84-59)歌がいかを奏しました。
0188考える名無しさん
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2015/10/11(日) 20:35:14.140
やがて夏も過ぎて九月の中頃なかごろから我々はまた学校の課業に出席しなければならない事になりました。
Kと私とは各自てんでんの時間の都合で出入りの刻限にまた遅速ができてきました。私がKより後おくれて
帰る時は一週に三度ほどありましたが、いつ帰ってもお嬢さんの影をKの室へやに認める事はないようになりました。
Kは例の眼を私の方に向けて、「今帰ったのか」を規則のごとく繰り返しました。私の会釈もほとんど器械のごとく簡単でかつ無意味でした。
 たしか十月の中頃と思います。私は寝坊ねぼうをした結果、日本服にほんふくのまま急いで学校へ出た事があります。
穿物はきものも編上あみあげなどを結んでいる時間が惜しいので、草履ぞうりを突っかけたなり飛び出したのです。
その日は時間割からいうと、Kよりも私の方が先へ帰るはずになっていました。私は戻って来ると、そのつもりで玄関の格子こうしをがらりと開けたのです。
するといないと思っていたKの声がひょいと聞こえました。同時にお嬢さんの笑い声が私の耳に響きました。私はいつものように手数てかずのかかる靴を穿はいていないから、
すぐ玄関に上がって仕切しきりの襖ふすまを開けました。私は例の通り机の前に坐すわっているKを見ました。しかしお嬢さんはもうそこにはいなかったのです
0189考える名無しさん
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2015/10/11(日) 20:39:19.760
私はあたかもKの室へやから逃のがれ出るように去るその後姿うしろすがたをちらりと認めただけでした。
私はKにどうして早く帰ったのかと問いました。Kは心持が悪いから休んだのだと答えました。
私が自分の室にはいってそのまま坐っていると、間もなくお嬢さんが茶を持って来てくれました。
その時お嬢さんは始めてお帰りといって私に挨拶あいさつをしました。
私は笑いながらさっきはなぜ逃げたんですと聞けるような捌さばけた男ではありません。
それでいて腹の中では何だかその事が気にかかるような人間だったのです。
お嬢さんはすぐ座を立って縁側伝えんがわづたいに向うへ行ってしまいました。
しかしKの室の前に立ち留まって、二言ふたこと三言みこと内と外とで話をしていました。
それは先刻さっきの続きらしかったのですが、前を聞かない私にはまるで解りませんでした。
そのうちお嬢さんの態度がだんだん平気になって来ました。Kと私がいっしょに宅うちにいる時でも、
よくKの室へやの縁側へ来て彼の名を呼びました。そうしてそこへ入って、ゆっくりしていました。
無論郵便を持って来る事もあるし、洗濯物を置いてゆく事もあるのですから、
そのくらいの交通は同じ宅にいる二人の関係上、当然と見なければならないのでしょうが、
ぜひお嬢さんを専有したいという強烈な一念に動かされている私には、どうしてもそれが当然以上に見えたのです。
ある時はお嬢さんがわざわざ私の室へ来るのを回避して、Kの方ばかりへ行くように思われる事さえあったくらいです。
それならなぜKに宅を出てもらわないのかとあなたは聞くでしょう。
しかしそうすれば私がKを無理に引張ひっぱって来た主意が立たなくなるだけです。私にはそれができないのです。
0190考える名無しさん
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2015/10/11(日) 20:45:53.140
中略

34

「私はKに向ってお嬢さんといっしょに出たのかと聞きました。
Kはそうではないと答えました。真砂町まさごちょうで偶然出会ったから連れ立って帰って来たのだと説明しました。
私はそれ以上に立ち入った質問を控えなければなりませんでした。しかし食事の時、またお嬢さんに向って、
同じ問いを掛けたくなりました。するとお嬢さんは私の嫌いな例の笑い方をするのです。
そうしてどこへ行ったか中あててみろとしまいにいうのです。その頃ころの私はまだ癇癪かんしゃく持もちでしたから、
そう不真面目ふまじめに若い女から取り扱われると腹が立ちました。ところがそこに気の付くのは、
同じ食卓に着いているもののうちで奥さん一人だったのです。Kはむしろ平気でした。お嬢さんの態度になると、知ってわざとやるのか、
知らないで無邪気むじゃきにやるのか、そこの区別がちょっと判然はんぜんしない点がありました。
若い女としてお嬢さんは思慮に富んだ方ほうでしたけれども、その若い女に共通な私の嫌いなところも、
あると思えば思えなくもなかったのです。そうしてその嫌いなところは、Kが宅へ来てから、始めて私の眼に着き出したのです。
私はそれをKに対する私の嫉妬しっとに帰きしていいものか、または私に対するお嬢さんの技巧と見傚みなしてしかるべきものか、
ちょっと分別に迷いました。私は今でも決してその時の私の嫉妬心を打ち消す気はありません。私はたびたび繰り返した通り、
愛の裏面りめんにこの感情の働きを明らかに意識していたのですから。しかも傍はたのものから見ると、ほとんど取るに足りない瑣事さじに、
この感情がきっと首を持ち上げたがるのでしたから。これは余事よじですが、こういう嫉妬しっとは愛の半面じゃないでしょうか。私は結婚してから、
この感情がだんだん薄らいで行くのを自覚しました。その代り愛情の方も決して元のように猛烈ではないのです。
0191考える名無しさん
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2015/10/11(日) 20:49:58.850
 私はそれまで躊躇ちゅうちょしていた自分の心を、一思ひとおもいに相手の胸へ擲たたき付けようかと考え出しました。
私の相手というのはお嬢さんではありません、奥さんの事です。奥さんにお嬢さんを呉くれろと明白な談判を開こうかと考えたのです。
しかしそう決心しながら、一日一日と私は断行の日を延ばして行ったのです。そういうと私はいかにも優柔ゆうじゅうな男のように見えます、
また見えても構いませんが、実際私の進みかねたのは、意志の力に不足があったためではありません。Kの来ないうちは、
他ひとの手に乗るのが厭いやだという我慢が私を抑おさえ付けて、一歩も動けないようにしていました。Kの来た後のちは、
もしかするとお嬢さんがKの方に意があるのではなかろうかという疑念が絶えず私を制するようになったのです。
はたしてお嬢さんが私よりもKに心を傾けているならば、この恋は口へいい出す価値のないものと私は決心していたのです。
恥を掻かかせられるのが辛つらいなどというのとは少し訳が違います。こっちでいくら思っても、向うが内心他ほかの人に愛の眼まなこを注そそいでいるならば、
私はそんな女といっしょになるのは厭なのです。世の中では否応いやおうなしに自分の好いた女を嫁に貰もらって嬉うれしがっている人もありますが、
それは私たちよりよっぽど世間ずれのした男か、さもなければ愛の心理がよく呑のみ込めない鈍物どんぶつのする事と、当時の私は考えていたのです。
一度貰ってしまえばどうかこうか落ち付くものだぐらいの哲理では、承知する事ができないくらい私は熱していました。つまり私は極めて高尚な愛の理論家だったのです。
同時にもっとも迂遠うえんな愛の実際家だったのです。
 肝心かんじんのお嬢さんに、直接この私というものを打ち明ける機会も、長くいっしょにいるうちには時々出て来たのですが、私はわざとそれを避けました。日本の習慣として、
そういう事は許されていないのだという自覚が、その頃の私には強くありました。しかし決してそればかりが私を束縛したとはいえません。日本人、ことに日本の若い女は、そんな場合に、
相手に気兼きがねなく自分の思った通りを遠慮せずに口にするだけの勇気に乏しいものと私は見込んでいたのです。
0192考える名無しさん
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2015/10/11(日) 20:58:18.810
というわたくし(先生)とKとお嬢さんの三者三様破滅に向かう物語。

わたくし(先生)の嫉妬、疑念、怨嗟、煩瑣による思い込み。彼岸過迄に見られる高木と千代子への嫉妬。お嬢さんへの愛というよりは
Kを出し抜こうとするわたくしのホモジーニアスな性質。

現実あるあるだな。
0193コーヒー ◆Ci3UmwhFqY
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2015/10/11(日) 21:06:04.840
先生は好きなら好きと言ってしまえと思った
kと先生の関係はそれで壊れる程度の関係なのか
0194
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2015/10/11(日) 21:08:41.800
前期三部作の「三四郎」「それから」「門」は物事が自然に消失していくような
ものだけど後期三部作「彼岸過迄」「行人」「こころ」は物事が最後に消失せずに
主人公達に身の破滅やどこにも行き当たらないままの葛藤で終わるヘビーな物語である。

漱石は晩年「則天去私」の発言をしているが後期三部作は主人公達が破滅に向かう。
前期の方が則天去私っぽくて後期は流れが破滅的になるのだが何故だろう。

おれは今後期三部作を歩んでいる気がする
0195コーヒー ◆Ci3UmwhFqY
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2015/10/11(日) 21:10:22.370
kという競争相手がいるからこその焦がれで、実現したら冷める事に先生は気づいていて三角関係からぬけたくないのか
その様な三角関係は馬鹿げていて、消極な内省と快楽をもたらす幻想的な欲望は消してしまえと思った
0196コーヒー ◆Ci3UmwhFqY
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2015/10/11(日) 21:16:20.520
明治天皇の崩御と先生の自殺が同時だったというのは示唆的かもしれない
0197コーヒー ◆Ci3UmwhFqY
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2015/10/11(日) 21:29:46.560
先生とお嬢さんとの関係にkという他者が現れて結婚という終止符が現実的になった。
先生はkが現れたから慌ててお嬢さんに結婚を申し込もうとしようとはしない。

そこから初めてお嬢さんを巡る先生の内省が始まる。結婚を巡る問題は、舞姫の豊大郎の様に、kの自殺という他の可能性の消去によって決着がつく。
残念なのは先生とお嬢さんの結婚生活が幸せそうではない事だ。
0198コーヒー ◆Ci3UmwhFqY
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2015/10/11(日) 21:33:34.380
舞姫における豊大郎とエリスの場合は豊大郎の友人の行動で破局が決まり、先生とお嬢さんの場合はkの自殺で結婚が決まる。
事が成った後における豊大郎と先生の所在なさげな態度はいかに類似している事か。
0199コーヒー ◆Ci3UmwhFqY
垢版 |
2015/10/11(日) 21:41:55.190
自分は、代助が一度傍観ながら後に奪ってしまい尻に火がつくそれからの方が好きだ。
しかしこころの方が深い
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