>>445
ハイデガーは、『存在と時間』と『現象学の根本問題』、あとタイトルも忘れたいくつかの雑文を読んだぐらいだ。
その2著だけでも、十分にハイデガーという人間がくだらないことはわかる。
ナチスにかぶれただけのことはあるw

存在一般などというのはない。
いいかえれば、存在一般という概念は成立しない。
そこにあるもの(こと)が存在であって、それは抽象しても言葉の抽象になるだけであって、概念規定ができないからだ。

スコラ哲学をいくら詳細に追いかけても、言葉の使い方自体がおかしいのだから、根本問題など見つけようもない。
見つかるのは、スコラ哲学は言葉の遊びの無意味な哲学だったということぐらいだ。
それは知の放棄だ。

ハイデガーというのは、現実を見る知の追求ができずに、現実を放棄した人間だ。
だからこそ、ナチスの問題にはなにも答えられない。
「気分」のいいところへと、ナチスを後ろ盾にした学長になったり、ユダヤ人の女子学生を愛人にし続けたりしたのだ。

君がそれを違うというなら、「世界の観方」や「真理」や「その根底の知」を、現実に即して、きちんと説明してみればいいのだ。

実感だの、深みだの、書いてあるだの、読めばわかるだのという御託はいらない。
どう書いてあって、どう読めばなにがわかるのかを、君が書くだけでいい。
具体的に説明もできない、現実を忘れた人間が語る「革命」ほど、空虚なものはない。