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柄谷行人を解体する53 [無断転載禁止]©2ch.net
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0001スウェーデンボルグ
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2017/01/27(金) 22:27:48.920
2017 柄谷行人『思想の散策』
2017 ジェイムソン・柄谷行人『アメリカン・ユートピア』 書肆心水
2017 柄谷行人『坂口安吾論』
2017/2/10 島田雅彦・柄谷行人・星野智幸 風花朗読会
2017/1/10 柄谷行人『柄谷行人講演集成1995ー2015 思想的地震』ちくま学芸文庫

柄谷行人を解体する52 [無断転載禁止]©2ch.net
http://mint.2ch.net/test/read.cgi/philo/1462654687/
0425考える名無しさん
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2017/12/11(月) 09:14:50.810
>>424
サンダースが現れたのが絶望的?

サンダースの退場が、絶望的なんじゃないのかな?
0426CHATBAND代表取締役 ◆8zraPlEQsU
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2017/12/14(木) 20:08:52.070
そうですね。まあ保守層に受けは悪いでしょうサンダースさんじゃ。のほほんとしすぎた感じ。見た目だけですが。

とにかく、85歳までには柄谷さんには、ネグリじゃないけど、マルクスを超えて欲しい。
0427考える名無しさん
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2017/12/14(木) 20:30:24.220
サンダースは元都知事の美濃部さんに似た雰囲気だったね。
美濃部都政で、東京だけじゃなくて日本が変わった。
サンダースが大統領になっていたら、アメリカも世界も変わったよね。
0428CHATBAND代表取締役 ◆8zraPlEQsU
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2017/12/14(木) 21:38:37.850
とにかく、講演とかはやらなくていいです!

資本論のボリュームは無くてもいいけど、総括的な本を出して、Right 勢力を打破してくださいませ!!!
0429考える名無しさん
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2017/12/15(金) 20:43:28.000
Atプラスに連載してた『Dの研究』
これが、交換様式論の革新になるはずだが
単行本化はまだか?

どうせタイトル変えるはずだが。まさか本人HPにPDFがリンクされてる『交換様式入門』が
加筆バージョンか?
0430考える名無しさん
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2017/12/15(金) 20:46:07.210
革新→核心
0431考える名無しさん
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2017/12/15(金) 20:57:08.300
さっさと結論書いてくれないと、もうかなり高齢になってきたし心配だわ
肝心な結論が未完の遺稿とかやめてね。
0432考える名無しさん
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2017/12/15(金) 21:23:38.360
べつに推理小説じゃないから、ある意味結論はもう出てるでしょう。
同じようなことを色んな角度から反復して言うけど、それらの差異の中に新しい見解がある
0433考える名無しさん
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2017/12/15(金) 21:24:31.240
もう老人なのに老人の繰り言のようにはならないのが凄い
0434考える名無しさん
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2017/12/15(金) 21:51:59.290
>>432
そのレトリックはもうジジェクのツバがついてるから却下>パララックス・ビュー
0435考える名無しさん
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2017/12/16(土) 19:42:06.270
枝雀だかジジェクだかが何言っても、俺もそう思うんだからしょうがない。
0437考える名無しさん
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2017/12/16(土) 23:43:29.790
>>436
安倍ちゃんは革命成就を連呼してるよ。
日本の完全軍国化はもうすぐだ。
すでに税収の10%は軍事費にという、先軍政治は実行済みだ。
0438考える名無しさん
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2017/12/19(火) 00:23:11.440
ウーマンラッシュアワー12月17日THE MANZAI 2017
https://youtu.be/12tHR_Tcuqw

ウーマンラッシュアワーTHE MANZAI 2017 伝説級漫才 全文書き起こし | ボケペディア
http://boke-pedia.com/the-manzai-2017-womanrushhour/

村本:えぇ。ニュースを読むのも芸人、犯罪を犯してニュースに出るのも吉本の芸人ですね。

村本:良かったら今日、福井県の場所だけでも覚えて帰ってください!いいですか!?
パラダイス:是非是非、うん。
村本:いいですか!北朝鮮の向かい側!!!

村本:小さい地域に原発が4機あるんです。
パラダイス:すごいなー!
村本:しかしおおい町には夜の7時以降にやってる店がないんです。
パラダイス:おお〜。
村本:夜の7時になったら街が真っ暗になるんです!
パラダイス:はいはい。
村本:これだけ言わしてください!!
パラダイス:なになに?
村本:電気はどこへ行くー!!!

0440考える名無しさん
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2017/12/21(木) 12:31:04.910
いい加減コピペの巣窟から抜け出そうよ。

いくら柄谷スレの伝統でもさ。
0442禊健太郎 ◆CMF.YwtoAw
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2017/12/31(日) 12:42:29.210
マルクスファンならなら唯物史観で考えないと、
ボクは柄谷ファンだから特に、

互酬(贈与交換)……原始共同体
再配分(税)……農業社会
等価交換(貨幣商品交換)……資本主義社会

そして
交換X(世界宗教の弱者救済.柄谷のアソシエーション)
とうとう真のIT革命によりシェアリングエコノミーとして、近日実現するんですよ。
0443禊健太郎 ◆CMF.YwtoAw
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2017/12/31(日) 12:44:27.390
マルクの社会主義は結局何を目指したのか。
共産主義国家のような国家管理型の共産主義か、
あるいは夢のアソシエーションか。

アソシエーション的な国家は成立したことがないが、
今後、真のIT革命が起これば可能性がある。

シェアリングエコノミーだ。
各人が独立した生産者となり、また消費者となる。
大企業に労働時間を売るモデルへの依存が弱まる。

おそらくそう遠くないうちに実現するだろう。
すでにみな、大企業労働から離れて、趣味を含めて時間を使っている。
そこに取引が入るだけ。
労働形態はかなり多様になる。
労働は、一部を大企業に売り、個人間で売り買いして、
また労働へと拘束も減る。

唯物史観によれば、革命は下部構造、すなわち経済形態の変化でしか起こらない。
シェアリングエコノミーは、生産の民主化であり、

ビジネスが、B to B、B to Cから、C to Cへ
長らくお待たせしましたが、
やっとそこまでテクノロジーがついてきました。
0444禊健太郎 ◆CMF.YwtoAw
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2017/12/31(日) 12:46:38.410
今一番も問題は、C to Cの支払いシステムがない。
あっても、中間マージンが高い。
現金を渡すように、1 円単位の支払いをできる交換システムがなければ、C to Cは成立しない。

なぜならネットは一人1円を一万人集めるシステムだからだ。

今のネット上の価値交換は、いいね!だ。
関心交換は活発だ。
これを貨幣価値化するには1円
単位が重要になる。

シェアリングエコノミーの重要な特徴は、それが商品貨幣等価交換ではないということ。
そこにあるのは、贈与交換なのだ。

たとえばいまもっとも成功しているシェアリングエコノミーはメルカリだ。
なぜヤフオクよりメルカリなのか。
その利用者に女性、主婦が多いことがポイントだ。
彼女たちは単に金がほしいだけではない。
私のいらなくなったものを活用してください、という贈与交換要素がある。
単に等価交換なら金を払った分の品質か、問題があるが、
贈与なら品質が悪くても仕方ない。
それは等価交換の二者の精算ではなく、
多くにコミュニティの助け合いであり、
そしてある種の善意の好感というコミュニケーションを楽しんでいる。

これがシェアリングエコノミーの本質である。

慈悲エコノミーなのだ。
0445禊健太郎 ◆CMF.YwtoAw
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2017/12/31(日) 12:50:59.570
シェアリング‐エコノミー(sharing economy)

物・サービス・場所などを、多くの人と共有・交換して利用する社会的な仕組み。自動車を個人や会社で共有するカーシェアリングをはじめ、
ソーシャルメディアを活用して、個人間の貸し借りを仲介するさまざまなシェアリングサービスが登場している。
シェアエコノミー。シェアエコ。共有型経済。
0447考える名無しさん
垢版 |
2018/01/01(月) 10:53:21.580
何のため、本を読むのか 柄谷行人さん×横尾忠則さん、書評委員対談:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/DA3S13297315.html
朝日新聞1月1日の紙面より
0448考える名無しさん
垢版 |
2018/01/01(月) 11:09:44.250
(逃走/闘争 2018:1)遠のく、時代のシンボル 踊るのは私たち、多数決の仕掛け離れ:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/DA3S13297267.html
0449考える名無しさん
垢版 |
2018/01/01(月) 17:35:24.700
60年間にわたって哲学と社会諸科学を渉猟し辿り着いたたけっか
こんなふわふわしたことしか言えないというのは
暗に「文系はもう、読書も勉強もしなくて良い」
と言っているようなものだろう
(浅田彰のほうね)
0450CHATBAND代表取締役 ◆8zraPlEQsU
垢版 |
2018/01/02(火) 10:32:39.310
おい!もう柄谷はどうでもいいです。

カドカワインターネットの本を安くして。

放送大学入学します。
0452考える名無しさん
垢版 |
2018/01/09(火) 22:59:44.060
https://www.amazon.co.jp/dp/4791713575/
現代思想 2018年1月号 特集=現代思想の総展望2018
養老孟司 (著), 柄谷行人 (著), 中沢新一 (著), 大澤真幸 (著), 千葉雅也 (著),…

資本の 「力 」とそれを越える 「力 」 N A M再考 柄谷行人

 私は二〇一一年 、汪暉教授に頼まれて 、清華大学の客員教授として三ヶ月滞在し
講義をしました 。今日 、汪暉教授がここに講演に来られた 。私が今日ここで話すこと
にしたのは 、返礼という気持があったからです 。しかし 、それとは別に 、私はこの
ところ 、中国とのつながりを強く感じています 。そして 、実は 、それが今 、自分がやっ
ている仕事に深く影響しているのです 。それについて話すことから始めたい 。
0454考える名無しさん
垢版 |
2018/01/09(火) 23:08:46.550
 新自由主義の下で 、貧富の差が広がっているといわれます 。それは事実ですが 、この格差は
「階級闘争 」をもたらさない 。なぜなら 、富んだほうは 、支配階級というよりも 「勝ち組 」で
あり 、貧しい方はプロレタリア ートというよりも 、たんに 「負け組 」だからです 。つまり 、
勝ち組になりたかったがなれなかった者です 。彼らは 、子供のころからたたき込まれた中産階級の
規範的意識を出られない 。したがって 、互いに連帯することができない 。そのような人たちが闘争
的になると 、大概 、排外主義的な運動になります 。それに対して 、非資本主義的な経済空間は 、
勝ち組になるための愚劣な競争を意識的に放棄した人たち 、すなわち 、松本哉がいう 「マヌケ 」
たちによって形成されます 。それが 、私のいうアソシエ ーションです 。
 資本主義は今後 、それ自体の限界に直面します 。蓄積 (自己増殖 )ができなくなるからです 。
しかし 、そこから自動的に 、社会主義に導かれるのではありません 。むしろ 、逆に 、野蛮な社会に
導かれます 。つまり 、 Bと Aが露骨にあらわれる 。だから 、われわれは 、資本主義に対する内在
的対抗運動と同時に 、超出的な対抗運動を必要とするのです 。私は近年 、 『世界史の構造 』
(二〇一〇年)をはじめとして 、理論的な書物を書いてきました 。しかし 、それは N A Mの
実践を通して考えた問題です 。私が考えているのは 、いつも 、実践的=倫理的な問題です 。
N A Mの問題が消滅することはありえません 。
                     (からたにこうじん・哲学 )
0455考える名無しさん
垢版 |
2018/01/09(火) 23:09:59.910
>>453
汪暉(おうき)教授及び丸山哲史によれば中国では都市部での落ちこぼれエリート層と農村
出身者の二層と貧困層が交わらないままあるという。そこにNAM原理の必要性があるようだ。
0457考える名無しさん
垢版 |
2018/01/09(火) 23:15:05.300
《私の所に連絡してきた人たちは 、資本主義に対抗する運動を明確に意識しています 。
彼らが求めるのは社会主義ですが 、習近平がいうような社会主義 (国家資本主義 )とは
違います 。それは資本と国家に対抗する運動です 。それはある意味で 、アナ ーキズム
です 。事実 、先に述べた 、坂口安吾 、高円寺のマヌケ派 、そして 、 N A Mに共通する
のは 、アナーキズムです 。しかし 、それは一般に知られているようなタイプのアナーキズ
ムとは違います 。たとえば 、パンク的な美的アナーキズム 、あるいは 、アナルコキャピタリ
ズムとは異質です 。》
0459CHATBAND代表取締役 ◆8zraPlEQsU
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2018/01/10(水) 05:57:59.740
いや。マルキストなのに、本をタダにしてくれないのが問題なんですがねえ。

でも有難い言葉をくれますな。

さすが!
0462CHATBAND代表取締役 ◆8zraPlEQsU
垢版 |
2018/01/10(水) 09:38:46.610
んなことより、実際のところ運動再開するんですか?

ホームページチェックします。

現代思想買いたくない
0463考える名無しさん
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2018/01/10(水) 16:45:45.280
>>454
新自由主義の下の「勝ち組」って、投資家なんだよな。

資本家そのものw
0464考える名無しさん
垢版 |
2018/01/10(水) 23:17:20.560
『現代思想 2018年1月号 特集=現代思想の総展望2018』

【巻頭インタビュー】養老孟司
【それぞれの〈思想〉】柄谷行人/汪暉/中沢新一/大澤真幸/野村泰紀
【討議】信田さよ子+松本卓也

【導入】千葉雅也
【新しい実在論/唯物論/存在論】G・ハーマン/M・ガブリエル/D・ゴルィンコ=ヴォルフソン/星野太
【ポスト思弁的転回のマニフェスト】N・スルニチェク+A・ウィリアムズ/ラボリア・クーボニクス
【人類学の「静かな革命」】E・ヴィヴェイロス・デ・カストロ/里見龍樹
【哲学×科学の対話】R・ハーシュ
【図解】現代思想の古層と表層のダイアグラム(近藤和敬)

【連載】磯崎新/佐藤文隆/立岩真也

「現代思想」最前線の見取り図を示す、2018年劈頭の総力特集!
新しい実在論/唯物論/存在論という哲学のハードコアは、
危機の時代を生きる私たちの感性と共振しながら、人類学や社会理論、アートへと派生し、
かつ分析哲学や自然科学との(再)接続を果たしつつある。
こうした新しい思潮の内実はどのようであるのか。各論者の思想=実践とともに総覧する。
現代思想の最新がわかるチャート付き。

目次
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/79/eb7d3ca07ab2d5450b15a3ec02b35e95.jpg
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/85/ae71fa4e4d88c44601716b747e23bf0d.jpg
0465考える名無しさん
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2018/01/16(火) 01:57:14.970
そのむかし村上春樹の英訳がちらほら出始めたころ、
柄谷行人が「あれは講談社が仕掛けたプロジェクト。
海外では誰も評価していない」(うろおぼえの大意)とか言っていたことを思い出した
0466考える名無しさん
垢版 |
2018/01/21(日) 17:16:44.88O
西部邁と柄谷行人が樺美智子を取り合った事情
http://ebi.5ch.net/test/read.cgi/sisou/991392739/
>1 :サヨカー:2001/06/01(金) 19:52
> 西部邁と柄谷行人が東大全共闘時代に、樺美智子をめぐって大喧嘩になり、
> 昨日までの思想的同志が一転して険悪な関係に突入する中、
> 彼女は機動隊の餌食となった、というのはよく聞く話だが、
> この件について、もっと詳しい情報持ってるやつはいないか?

>12 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/06(水) 01:37
> >1
> 西部と柄谷がとりあったのはたしか西部のカミさんだったはず。
> 柄谷が西部と同棲してる彼女にこっそり小説をおくったのは有名な話。
0467考える名無しさん
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2018/01/22(月) 00:47:22.880
西部邁(1939~2018)『ソシオ・エコノミックス』中央公論社、1975年10月 [読書]
http://ymsk2002.hatenablog.com/entry/20080715/1216092737
◎プロローグ「方法に関する考察」
○「正統派経済学の限界」
○「経済学における「経験」の回復」☆
◎ソシオ・エコノミックス
○第一章「コミュニティと公正規範」
○第二章「市場と企業」
○第三章「企業の行動目標」
○第四章「企業組織と分配決定」
○第五章「企業組織と投資決定」
○第六章「企業組織と価格設定」
○第七章「消費欲望の個人心理」
○第八章「消費欲望の社会心理」
○第九章「家族と消費」
○第十章「経済政策と社会的統合」
◎エピローグ「実践に関する考察」
○「権力概念をめぐって」
○「社会の部分工学をこえて」


集団の経済行動をソシオ・エコノミックスという枠組でみようとするのは、
新古典派の前提である「すべての決定をアトムである個人に還元して説明
しようとすること」、「合理性を過度に強調すること」がそれぞれ現実と
はかけ離れているからである。こうした視点から、コミュニティ・企業・
家族といった集団の特性を改めて掘り下げることとしたい。…
結論からいえば、新古典派の理論の欠陥は、経済行動を包括的に捉えること
ができないという点にある。「理論体系の包括性」が理論の可能的経験的
合成の要件の一つであることを考慮すると、ここにおいて新古典派はリアリ
ティを欠くこととなる。
0468考える名無しさん
垢版 |
2018/01/22(月) 01:37:35.220
『資本論の哲学』熊野純彦 岩波新書 2018/1/19
目次
 まえがき―世界革命と世界革命とのあいだで―
第1章 価値形態論―形而上学とその批判
第2章 貨幣と資本―均質空間と剰余の発生
第3章 生産と流通―時間の変容と空間の再編
第4章 市場と均衡―近代科学とその批判
第5章 利子と信用―時間のフェティシズム
終 章 コミューン主義のゆくえ
 あとがきにかえて―資本論の研究の流れにことよせて―

『資本論の思考』で採用された(宇野弘蔵をトレースした)構成が『哲学』では再編されている。
第4章で経済表(再生産表式の前身)が再度紹介される(166頁)。
終章では『経哲草稿』「ゴータ綱領批判」*が新たに参照される。
あとがき参考文献に柄谷行人(『世界共和国へ』263頁)と廣松渉らの名がある。


「各人はその能力に応じて、各人にはその必要に応じて!」254頁(岩波文庫望月訳38頁)
0469考える名無しさん
垢版 |
2018/01/27(土) 00:45:27.480
木梨憲武「(キューバで)社会主義が終る」
0470考える名無しさん
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2018/01/31(水) 10:26:27.930
熊野先生の資本論の分厚い解説本ってどうにゃんですか?
にゃんか、文体があれにゃんですけどね
0471考える名無しさん
垢版 |
2018/01/31(水) 10:38:48.510
>>470
値段もバカ高いし、熊野先生のレヴィナスの講義もつまらなかったし、専門外のマルクスの読後感想を読みたいとは思わないな。
0472考える名無しさん
垢版 |
2018/01/31(水) 16:10:43.750
熊野本は以下を見て興味が沸けば読めばいい

熊野純彦(東京大学教授・哲学者) 「いま、なぜマルクスなのか?」 - YouTube
https://youtube.com/watch?v=I98CKVNmeGw

参考:
熊野『資本論の思考』2:1:2:2
《よく知られているとおり、宇野弘蔵は『資本論』では労働過程に当たる部分を「労働=生産過程」として拡充し、
そこに労働価値説が「論証」される場面をみとめようとした。そのさい、まず「価値形成過程」では「個々の生産
過程の生産物が資本の生産物として社会的に流通する過程」のうちに、労働者が賃金によって労働生産物としての
生活資料を資本から「買戻す」ことが注目され、この生活資料の価値規定を基軸として、他のいっさいの生産物が
価値規定を受けることを示そうとする(宇野『著作集』第一巻、九四頁以下)。鈴木鴻一郎を中心として編成され
た原論体系では、この関係が逆になる([『経済学原理論 上』]鈴木(編)、一九六〇年、一一一頁以下)他、宇野
学派の内部でも理解は一様ではない。ちなみに柄谷行人が、NAMいらい強調する視点([『NAM原理』]柄谷、
二〇〇〇年、参照)、すなわち産業資本の特性を、「労働者が資本の下で自らが作ったものを買いもどすシステム」
にあるとする視角は、基本的に宇野原論体系のそれと一致している([『トランスクリティーク』]柄谷、二〇一〇年、
二八二頁以下)。》174頁

労働者が「自らが作ったものを買いもどす」のはプルードンの主張でもある
0473考える名無しさん
垢版 |
2018/01/31(水) 17:14:04.210
ものすごく細かい話だが、熊野純彦は『資本論の思考』最終部702頁でヒルファー
ディングの『金融資本論』所収の図を引用している。自分の考えだと正確に引用し
ているのは熊野だけ

各種言語版のサイト、旧版岩波文庫版(上220頁)、すべて不正確なのに、だ。
https://www.marxists.org/archive/hilferding/1910/finkap/ch07.htm#_ednref8 en
https://www.marxists.org/deutsch/archiv/hilferding/1910/finkap/kap2-07.html#f8 de
http://www.geocities.jp/mlismtxt001/kokuminbunko420a/420a-205.html jp

熊野版:

        Pm
   G1−W<  ……P……WV−G1'
 A<     A
   g1
 |
 G2
 |
 A

…垂直方向の流通(A−G2−A)は、証券市場で生起し、しかも反復的に生起する。…》702頁

「ひとたび創造されれば、株式は、それが代表する産業資本の現実の循環とはもはや
なんら関係がない。」岩波文庫旧版上220頁

熊野以外は、Aの位置やG1'の表記法を間違えている、と思う。
ちなみに岩波文庫では右端はG'1
0475考える名無しさん
垢版 |
2018/01/31(水) 21:06:41.150
>>472
>労働者が賃金によって労働生産物としての生活資料を資本から「買戻す」ことが注目され
>「労働者が資本の下で自らが作ったものを買いもどすシステム」

労働力の再生産、の一言で片付けてはいけないのかな?
プルードン、宇野、柄谷、熊野の4人組ってこと?
0476考える名無しさん
垢版 |
2018/01/31(水) 21:10:12.270
>>473
図がよくわからないけど、A=G1で、g1は結果論じゃないのかな?

AがG1とg1に分かれるという意味なら、そのほうが間違ってるんじゃないか?
0477考える名無しさん
垢版 |
2018/02/01(木) 12:44:36.320
「認知資本主義」って柄谷スレ的には
どうにゃんですか?
0478考える名無しさん
垢版 |
2018/02/01(木) 20:52:45.330
なにそれおいしいの?
0479考える名無しさん
垢版 |
2018/02/02(金) 07:25:50.930
>>474
    6
A Japanese Utopia
 Kojin Karatani

I read Fredric Jameson's "An American Utopia" just as I was beginning to commit
myself to various protest movements against Prime Minister Shinzo Abe's bill to enable
Japan to dispatch its Self-Defense Forces overseas in collaboration with the United States.
These movements, especially street demonstrations, grad ually gathered popular momentum,
reaching a scale the likes of which has not been seen since the 1960s. The people,
including young students, are particularly outraged by Abe's trampling on Japan's
post-World War II pacifist constitution, in particular Article 9, which reads:

Aspiring sincerely to an international peace based on justice and order, the Japanese
people forever renounce war as a sovereign right of the nation and the threat or use
of force as means of settling international disputes. In order to accomplish the aim
of the preced ing paragraph, land, sea, and air forces, as well as other war poten tial,
will never be maintained. The right of belligerency of the state will not be recognized.

This provision prohibits Japan from having any military power. It unconditionally denies
the right of waging war. Any state may claim the right to defend itself, but Japan
abandons it. Apparently, this provision reflects the antiwar Kellogg-Briand Pact of 1928,
which can be traced back to Kant's "perpetual peace." I will come back to this point
later in more detail.


https://www.amazon.co.jp/American-Utopia-Dual-Power-Universal/dp/1784784532
0480考える名無しさん
垢版 |
2018/02/02(金) 09:06:08.590
柄谷行人「交換様式入門」
http://www.kojinkaratani.com/jp/pdf/20171207_jp.pdf 13頁
ブロッホはそれ[エンゲルスの宗教研究]を受け継いだといえます。彼は、つぎのように述べました。
《唯物論者のみがよきキリスト教徒たりうる、しかし、また確かに、キリスト教のみがよき無神論者たりうる、という命題が可能である》
(『キリスト教の中の無神論』、法政大学出版会)。
0481DJ学術 
垢版 |
2018/02/02(金) 09:17:04.880
カラタニ無茶苦茶出来てないな。夜に会いましょう。
0482CHATBAND代表取締役 ◆8zraPlEQsU
垢版 |
2018/02/03(土) 07:24:51.650
あなたしかいないのに、わけのわからない事ばかり述べている!さっさとNAM再起動しましょう!
0483考える名無しさん
垢版 |
2018/02/03(土) 13:17:32.940
>>479
柄谷って、原稿は日本語で書いて、それを誰かに英訳させてるんだろ?
0487考える名無しさん
垢版 |
2018/02/03(土) 20:11:56.570
金曜日の「くにまるジャパン」で佐藤優氏がビットコインの危険性について、
柄谷行人氏の反省を例にして
「通貨制度には現物(金など)の担保が必要」とコメントしていた。
0488考える名無しさん
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2018/02/03(土) 20:21:58.750
>>487
ほんとに?
現物(金など)の担保がある通貨制度なんて先進国にないだろ?
未開の地域なら、大きな石が担保だったりするかもしれないけどw
0490考える名無しさん
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2018/02/04(日) 01:02:58.530
>>489
「通貨制度には現物(金など)の担保が必要」と言ってるんなら、佐藤が間違ってるだけだろ?w

確かめるまでもない。
0491考える名無しさん
垢版 |
2018/02/04(日) 01:27:24.38O
日本でも金本位制でなくなってもうすぐ百年だろ
0492考える名無しさん
垢版 |
2018/02/04(日) 01:35:46.120
>>491
その前は事実上の米本位制が数百年続いてたし、金本位制というのはごく短期間だったね。
0493考える名無しさん
垢版 |
2018/02/14(水) 01:06:13.140
『新潮』3月号リレー日記特集、
柄谷の12/30記事に震撼したと言ってる人がいたり、
円城某氏みずから「文字渦」でやりたかったことが全部書いてあるとか言ってるけど、
該解釈はニッポニカに全部書いてある。
それから「男もすなる」の「も」は「女もしてみんとて」の「も」の "先行呼応" 語法に過ぎまい。
0495考える名無しさん
垢版 |
2018/02/16(金) 21:26:29.080
意味と脱–意味 ソシュール、現代哲学、そして……中田光雄(著)
判型:A5判上製頁数:288:定価:4000円+税ISBN:978-4-8010-0324-8 C0010装幀:齋藤久美子
2月25日発売!
意味はいかにして可能となるか?
哲学は「真理」の探究だが、20世紀哲学は、人文・文化・歴史科学とともに、「真理」に先立つ「意味」の次元を開闢した。ソシュール(「言語」)とハイデガー(「真理」)の間から広がり、フランス20世紀思想史の中軸を貫き、
これからのグローバル・デモクラシーの普遍的媒介項となる「意味」の地平。すでに始まっている「意味」批判の思惟をも包摂しつつ、この「第四の地平」の開削に着手する。
【目次】
まえがき
序 意味とは?
1 存在と意味 2 意味の語義 3 意味と現代
第一部 ソシュールと現代思惟――意味はいかにして可能となるか
T ソシュール言語思想と意味問題
1 ソシュール言語思想――意味論議との異質さ
2 ソシュール言語思想――意味論議への敷衍
(1)意味論議への方向づけ――木田元、メルロ=ポンティ
(2)意味論的解釈――丸山圭三郎、メルロ=ポンティ
(3)言語科学における意味問題の排除と補填の必要――竹内芳郎
U 意味の成り立つところ――到達点と出発点
V 現代思惟と意味問題
1 意味の「成立」――サルトル
2 意味の「分泌」――メルロ=ポンティ
3 意味の「出来」――ドゥルーズ
4 意味の「産出」――バルト
5 意味の「生成」――クリステーヴァ
6 意味の「現成」――レヴィ
7 意味の「来起」――デリダ
8 意味の「開起」――ハイデガー
結 ソシュール言語思想:「脱-意味」か、「原-意味」か
  ――言語論的・記号論的・情報論的-規定に向けて
0496考える名無しさん
垢版 |
2018/02/16(金) 21:27:24.760
第二部 「脱-意味」「非-意味」「反-意味」の思惟
  ――意味はいかにして不可能たりえないか

T 「意味という病」「意味に憑かれた男」――柄谷行人
U 「意味への抗い」――北田暁大
V 「意味の穴」「意味の以前」――バルト
W 「意味の可能と不可能」――ブランショ、湯浅博雄
X 「外の思考」――フーコー
Y 「ノンセンス」「ナンセンス」――高橋康也
結 「脱‐意味」「反‐意味」「無‐意味」論の帰着するところ
結 人間・意味・脱‐意味

付論 「虚構、偶然性、投擲」――マラルメ、菅野昭正
0497考える名無しさん
垢版 |
2018/02/16(金) 21:47:02.410
京都学派 (講談社現代新書) 菅原潤 Kindle
2018/2/13
https://www.amazon.co.jp/dp/B079L1VDTK/
目次
プロロ ーグなぜ今 、京都学派なのか 
第一章それは東大から始まった ─ ─フェノロサから綱島梁川まで
  コラム 1九鬼周造
第二章京都学派の成立 ─ ─西田幾多郎と田辺元
1対照的な二人の哲学者 ─ ─西田と波多野精一
2西田哲学の変遷
3京都学派の成立 ─ ─田辺元による西田批判とその影響
  コラム 2和辻哲郎
第三章京都学派の展開 ─ ─京大四天王の活躍と三木清
1西谷啓治と高山岩男 ─ ─京大四天王の代表者
2三木清と昭和研究会
3二つの座談会 ─ ─ 「世界史的立場と日本 」と 「近代の超克 」
4戦時中の西田と田辺
  コラム 3左派の哲学者たち
第四章戦後の京都学派と新京都学派 ─ ─三宅剛一と上山春平
1 「包弁証法 」と三宅剛一
2新京都学派と上山春平
  コラム 4広松渉
エピロ ーグ自文化礼賛を超えて ─ ─京都学派のポテンシャル
1唐木順三と 「型の喪失 」
2上山春平と柄谷行人 ─ ─ポスト京都学派に向けて
読書案内
あとがき
0498考える名無しさん
垢版 |
2018/02/24(土) 06:32:52.660
榎原均『資本論』の核心 (情況新書)は
読むべき?
0499DJ学術 
垢版 |
2018/02/24(土) 09:28:21.120
ソシュールは良いけど、セクハラ残りしてる書は言語学スレッドで個人がそれぞれ

読める形に書き換え、新しい文体、スタイルに塗り替えていってください。
0500DJ学術 
垢版 |
2018/02/24(土) 09:29:44.650
意味は 表象 とよく結びつかられましたが、意味というと漠然としていて、
意味を切り取ることもなく、ノリのいい意味なども分析できるでしょう。
0501DJ学術 
垢版 |
2018/02/24(土) 09:36:13.070
意味いうと 指すもの というより 物であれ フィギュアに関係があって、
各々別々の言語に、ある法則が破れたり、続いたりして、知覚できるわけで、
言葉、言語の考察が進みます。いわゆる知というものが暗黙の了承としている、
不可解な 通じる/通じないことが言語の実体や、幻、あやかしさ、に関係があることがわかるでしょう。
0502DJ学術 
垢版 |
2018/02/24(土) 09:42:11.200
言葉というと ゲーム感覚ではなく、歌とも異なるもので、
言葉に伝わる言霊の様なものがある年齢から突如と意識、無意識出来ますが、
wordとはまた別物で英語の言葉は、字で韻とリズム、兵隊員のをつないでいるから、
読み方も、クイーンズあるいはウエールズ領、オセアニアなど、重ねて
文章を意識して、読むワイドなレングスの変化に気付くことは面白い事です。
0503DJ学術 
垢版 |
2018/02/24(土) 09:45:47.760
意味を抽象的に操作したり、ダメージを与えないようにするには、
意味を表象化して抽出し、言語にさわらず、遺伝子組み換えに様にというか
再構成、再構築して並べる必要もなくなるほどです。
0504DJ学術 
垢版 |
2018/02/24(土) 09:51:11.410
解釈癖ならニーチェが上手でしょうが、ソシュールなら、意味、ブランショと組んだところが特にいいでしょうね。クリステヴァのような女性思想家を孤立させて取り上げないことが大事。読後読中読前に。
0505DJ学術 
垢版 |
2018/02/24(土) 09:53:20.670
ハンナアーレント クリステヴァ の を 順列のように、
可 不可 同 不同 で取り上げると裏が裂ける。それも分裂です。
ソシュールの言語の。
0506考える名無しさん
垢版 |
2018/02/24(土) 21:23:45.530
>>498
『資本論の復権ーー宇野経済学批判』の方が面白かった。
0507考える名無しさん
垢版 |
2018/02/25(日) 10:54:23.310
>>506
ありがとうございます。
↓吉原氏のコメントも面白かったです。
http://www.ier.hit-u.ac.jp/~yosihara/ebarahitosihenokomennto.pdf

ところで、「先行形態」という概念を使用した場合に、
9条のルーツである「徳川の平和」が見出されるのであって、
「徳川の平和」があったからこそ、9条が日本人の無意識に
根付いたわけではない。柄谷氏もそんなことは言っていない。

しかし、今回に限って、なぜ事後的な解釈を公言してしまったの
だろう?
0508考える名無しさん
垢版 |
2018/02/25(日) 11:32:02.390
熊野純彦は宇野経済原論をトレースしているが労働価値説は重視している。意識的に
労働日に言及している。そこに二重の立場がある。熊野が柄谷を評価するのは自らが
宇野柄谷のラインに連なるというよりも同じような柄谷の二重性を評価しているから。
マルクス評価もマルクスの二重性を見ないと意味がない。
0509考える名無しさん
垢版 |
2018/02/25(日) 21:46:41.450
Erscheinung42‏ @Erscheinung35 · 2月24日
「野党がだらしない」ことにして明白な現政権与党の無能と邪悪に向き合わない人間の言うことなんかマジメに聞く必要ねえっすよ
0510考える名無しさん
垢版 |
2018/02/25(日) 23:05:07.220
   大江健三郎と山口昌男

柄谷 さっき蓮賓さんが言ったことでつけ加えたいのは、戦後のインテリは大体労働運動というものを
バックにしてたわけです。六〇年代の三池闘争が最後ですよね。六〇年以降は高度成長とともに
組合運動の再編成があった。つまり労働組合は経済機構のなかに組みこまれたわけです。
インテリの運動は労働運動と関係なくあるはかないということが、六〇年代の半ばまでに確立したと思う。
左翼運動というものを何かの具体的な達成や利害と結びつけなくなったわけです。
だからいわば祝祭的になっていく。あるいは神話的な上部構造のみが注目される。
経済的構造だとか貧困問題とかは考えられなくなっていく。

三浦 そうでしょうね。だけど、六〇年代でも、ぼくはその頃高校生だったけど、それでもなお、
一九四五年とか、五〇年とか、あるいは六〇年というところまでの、敗戦、労働運動、反戦闘争、
安保闘争っていうのは、祝祭に見えてたわけです。そういうふうなのが革命であり祝祭であり云々と。
で、六〇年代というのはそれが全部だめになっていく過程です。
    完全に一種のブルジョワ化というか、高度成長になっていって、
    吉本さんの『言語にとって美とはなにか』の言葉で言えば、全部解体していった、と。
    それがシラケたというかね。

浅田 逆に、そうだからこそ、祝祭としての文化革命といったことが仰々しく唱えられたとも言えるわけでしょう。

三浦 そう。それでさっきのタイムこフグがあるんだというような話をぼくは面白いと思ったわけです。

浅田 実際、全共闘世代の当事者というわけではないけれど、津村喬みたいな人は、山口昌男風の祝祭論とか、
    そこから孫引きされたようなある種の構造論とかを言っていたわけじゃない?
    高山宏なんかも『道化の民俗学』のコピーをバリケードのなかでむさぼり読んだなんて
    嬉しそうに書いているくらいだし。

三浦 そういうことになるね。
0511考える名無しさん
垢版 |
2018/02/25(日) 23:12:53.040
   大江健三郎と山口昌男

柄谷 さっき蓮實さんが言ったことでつけ加えたいのは、戦後のインテリは大体労働運動というものを
    バックにしてたわけです。六〇年代の三池闘争が最後ですよね。六〇年以降は高度成長とともに
    組合運動の再編成があった。つまり労働組合は経済機構のなかに組みこまれたわけです。
    インテリの運動は労働運動と関係なくあるはかないということが、
    六〇年代の半ばまでに確立したと思う。
    左翼運動というものを何かの具体的な達成や利害と結びつけなくなったわけです。
    だからいわば祝祭的になっていく。あるいは神話的な上部構造のみが注目される。
    経済的構造だとか貧困問題とかは考えられなくなっていく。

三浦 そうでしょうね。だけど、六〇年代でも、ぼくはその頃高校生だったけど、
    それでもなお、一九四五年とか、五〇年とか、あるいは六〇年というところまでの、
    敗戦、労働運動、反戦闘争、安保闘争っていうのは、祝祭に見えてたわけです。
    そういうふうなのが革命であり祝祭であり云々と。で、六〇年代というのは
    それが全部だめになっていく過程です。
    完全に一種のブルジョワ化というか、高度成長になっていって、
    吉本さんの『言語にとって美とはなにか』の言葉で言えば、全部解体していった、と。
    それがシラケたというかね。

浅田 逆に、そうだからこそ、祝祭としての文化革命といったことが
    仰々しく唱えられたとも言えるわけでしょう。

三浦 そう。それでさっきのタイムラグがあるんだというような話をぼくは面白いと思ったわけです。

浅田 実際、全共闘世代の当事者というわけではないけれど、津村喬みたいな人は、
    山口昌男風の祝祭論とか、そこから孫引きされたようなある種の構造論とかを
    言っていたわけじゃない?
    高山宏なんかも『道化の民俗学』のコピーをバリケードのなかでむさぼり読んだなんて
    嬉しそうに書いているくらいだし。

三浦 そういうことになるね。
0512考える名無しさん
垢版 |
2018/02/25(日) 23:14:31.060
柄谷 だからそれで言うと、大江健三郎の『万延元年のフットボール』は、一九六〇年の安保闘争を
    百年前の一八六〇年、すなわち万延元年の一揆とひっかけたわけでしょう。
    これが六七年に書かれた。
    むろんもっと前から構想されたと思うんですけど。それはすでに安保闘争を、
    労働運動とか経済的な下部構造とかっていうそんなレペルじやないところでとらえようとしている。
    だからぼくはその後の全共闘運動よりも、大江健三郎の想像力のほうが優位にあると思う。
    文学は勝つという感じがする(笑)。

蓮賓 それは六八年五月がそれを予感させたゴダール一人に負けてるってのと同じだと思う。

三浦 それはそうかもしれない。大江健三郎の想像力に関して言えば、『万延元年のフットボール』には
    「スーパーマーケットの天皇」つていうのが出てくる。山口さんのなかには
    「スーパーマーケットの天皇」は入ってこないんじやないかなってところがある。

浅田 だから意地悪い見方をすると、大江健三郎がもう山口理論の可能性の中心を出すとともに
    ディコンストラクトさえしてしまっていて、それを単純化して理論化すると山口理論になる。

三浦 というか、大江さんと山口さんは合致するというのが、ぼくの解釈だった。
    それで特集を組もうと思ったんだけど、だれもわかってくれなかった。

柄谷 それは当人たちもわかっていない(笑)。

三浦 大江さんも山口さんも、当時はそういう気にはならなかった。

柄谷 それはそういうものでしょう。
0513考える名無しさん
垢版 |
2018/02/25(日) 23:14:50.570
浅田 大江健三郎はその後で山口昌男から学んだと思いこんでしまったわけだから、
    この誤解たるやすごいよね(笑)。

三浦 そこに逆説があるわけだ。本来、山口さんのほうがそれを言っていいくらいの話だったわけでね。
    大江さん、あなたはぼくの理論をすでに実践していたんですよ、というように。

蓮寅 それは大江健三郎は山口昌男の文章が読めたけど、山口さんには
    大江さんの文章が読めなかったということです。

柄谷 「文学の優位」を証明したんじゃないですかね。

三浦 しかし、民俗学とか文化人類学とかは、ほとんど文学の変種だとぼくは思うけどね。

蓮賓 違います。文化人類学は「文化」的な科学であって断じて「芸術」だりえない。
    この違いは決定的なんです。そして、大江健三郎は徹底して「野蛮」であったがゆえに、
    あるいは「愚鈍」と呼んでもいいけど、ときには「文化」的な寄り道をしながらも文学に固執し、
    意識することなく可能性の中心を射ぬいていたのだ。
0514考える名無しさん
垢版 |
2018/02/25(日) 23:27:37.800
   大江健三郎と山口昌男

柄谷 さっき蓮實さんが言ったことでつけ加えたいのは、戦後のインテリは大体労働運動というものを
    バックにしてたわけです。六〇年代の三池闘争が最後ですよね。六〇年以降は高度成長とともに
    組合運動の再編成があった。つまり労働組合は経済機構のなかに組みこまれたわけです。
    インテリの運動は労働運動と関係なくあるはかないということが、
    六〇年代の半ばまでに確立したと思う。
    左翼運動というものを何かの具体的な達成や利害と結びつけなくなったわけです。
    だからいわば祝祭的になっていく。あるいは神話的な上部構造のみが注目される。
    経済的構造だとか貧困問題とかは考えられなくなっていく。

三浦 そうでしょうね。だけど、六〇年代でも、ぼくはその頃高校生だったけど、
    それでもなお、一九四五年とか、五〇年とか、あるいは六〇年というところまでの、
    敗戦、労働運動、反戦闘争、安保闘争っていうのは、祝祭に見えてたわけです。
    そういうふうなのが革命であり祝祭であり云々と。で、六〇年代というのは
    それが全部だめになっていく過程です。
    完全に一種のブルジョワ化というか、高度成長になっていって、
    吉本さんの『言語にとって美とはなにか』の言葉で言えば、全部解体していった、と。
    それがシラケたというかね。

浅田 逆に、そうだからこそ、祝祭としての文化革命といったことが
    仰々しく唱えられたとも言えるわけでしょう。

三浦 そう。それでさっきのタイムラグがあるんだというような話をぼくは面白いと思ったわけです。

浅田 実際、全共闘世代の当事者というわけではないけれど、津村喬みたいな人は、
    山口昌男風の祝祭論とか、そこから孫引きされたようなある種の構造論とかを
    言っていたわけじゃない?
    高山宏なんかも『道化の民俗学』のコピーをバリケードのなかでむさぼり読んだなんて
    嬉しそうに書いているくらいだし。

三浦 そういうことになるね。
0515考える名無しさん
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2018/02/25(日) 23:30:21.380
柄谷 だからそれで言うと、大江健三郎の『万延元年のフットボール』は、一九六〇年の安保闘争を
    百年前の一八六〇年、すなわち万延元年の一揆とひっかけたわけでしょう。
    これが六七年に書かれた。
    むろんもっと前から構想されたと思うんですけど。それはすでに安保闘争を、
    労働運動とか経済的な下部構造とかっていうそんなレペルじやないところでとらえようとしている。
    だからぼくはその後の全共闘運動よりも、大江健三郎の想像力のほうが優位にあると思う。
    文学は勝つという感じがする(笑)。

蓮實 それは六八年五月がそれを予感させたゴダール一人に負けてるってのと同じだと思う。

三浦 それはそうかもしれない。大江健三郎の想像力に関して言えば、『万延元年のフットボール』には
    「スーパーマーケットの天皇」っていうのが出てくる。山口さんのなかには
    「スーパーマーケットの天皇」は入ってこないんじやないかなってところがある。

浅田 だから意地悪い見方をすると、大江健三郎がもう山口理論の可能性の中心を出すとともに
    ディコンストラクトさえしてしまっていて、それを単純化して理論化すると山口理論になる。

三浦 というか、大江さんと山口さんは合致するというのが、ぼくの解釈だった。
    それで特集を組もうと思ったんだけど、だれもわかってくれなかった。

柄谷 それは当人たちもわかっていない(笑)。

三浦 大江さんも山口さんも、当時はそういう気にはならなかった。

柄谷 それはそういうものでしょう。
0516考える名無しさん
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2018/02/25(日) 23:30:40.420
浅田 大江健三郎はその後で山口昌男から学んだと思いこんでしまったわけだから、
    この誤解たるやすごいよね(笑)。

三浦 そこに逆説があるわけだ。本来、山口さんのほうがそれを言っていいくらいの話だったわけでね。

蓮實 それは大江健三郎は山口昌男の文章が読めたけど、山口さんには
    大江さんの文章が読めなかったということです。

柄谷 「文学の優位」を証明したんじゃないですかね。

三浦 しかし、民俗学とか文化人類学とかは、ほとんど文学の変種だとぼくは思うけどね。

蓮實 違います。文化人類学は「文化」的な科学であって断じて「芸術」だりえない。
    この違いは決定的なんです。そして、大江健三郎は徹底して「野蛮」であったがゆえに、
    あるいは「愚鈍」と呼んでもいいけど、ときには「文化」的な寄り道をしながらも文学に固執し、
    意識することなく可能性の中心を射ぬいていたのだ。
0518考える名無しさん
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2018/03/07(水) 10:59:36.620
なるほど、知の三馬鹿と言われる理由がわかる
0522考える名無しさん
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2018/03/08(木) 19:48:20.570
>>521
彼らの書いたものを読めば一目瞭然だけどね。
自分自身で証明しているわけだ。
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