祀りごととしての政治の問題を形式的に考えてみる必要があると思うのです。

1.我<人<主
2.人/我=主
3.人/主=我
4.主×我=我×主=人

ここで、「主の下で人はみな等(人/1)しい」を公理とすると、民主主義の理念に
おいては、主=民であるとされる。すると、民主主義の政治においては、我(わ・れ)
または私(わ・たく《托》し)は、主である民(≒人々)によって下される命(みこと)に
よって規定される人の等(人/1)しさに常に従属させられることになる。そこで、
我や私が一方的に人に従属させられることを望ましくないとするなら、主である
民(≒人々)や人がどのようであるべきかを考えることになるのです。