記憶こそが自分であり魂だと言う認識を多くの人のが抱いている。
だから脳死を死として扱うし痴呆を恐れて自殺する人もいる。

記憶喪失は語感と違い記憶自体は失っておらず上手く思い出せないだけの一時的な症状故に死と見做されていない。
良くあるデタラメな知識で書かれる三文小説の記憶喪失は実際は無い。
本格的に全ての記憶が思い出せない場合は他の脳機能にも重篤な障害が起こり周りから見れば明らかな障害者のような振る舞いを起こすからだ。
そうなった場合は周りから見てその人物は半ば死んだに等しく扱われる。