日蓮 観心本尊抄 
<原文>+(現代語訳)


<法華経一部八巻二十八品・進んでは前四味・退いては涅槃経等の一代の諸 経惣じて
之を括るに但一経なり始め寂滅道場より終り般若経に至るまでは序分なり無量義経・
法華経・普賢経の十巻は正宗なり涅槃経等は流通分なり、正宗十巻 の中に於て亦序正
流通有り無量義経並に序品は序分なり、方便品より分別功徳品の十九行の偈に至る
まで十五品半は正宗分なり、分別功徳品の現在の四信より普 賢経に至るまでの十一品
半と一巻は流通分なり。>

(法華経一部二十八品・すすんでは前四味(乳味・酪味・生 蘇味・熟蘇味・)(法華
経は醍醐味)の教え最後のほうでは涅槃経までの教えを整理してみるとただ一経にまとめ
られます。寂滅道場(初涅槃)から般若経にい たるまでは釈尊一代の教えの序分で
あり、無量義経・法華経・普賢経の十巻は正宗分であり涅槃経は流通分なのです。)

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