<又法華経等の十巻に於ても二経有り各序正流通を具するなり、無量義経 無量義経と
序品は序分なり方便品より人記品に至るまでの八品は正宗分なり、法師品より安楽行品
に至るまでの五品は流通分なり、其の教主を論ずれば始成正覚 の仏・本無今有の百界
千如を説いて已今当に超過せる随自意・難信難解の正法なり、>

(また法華経の十巻(経典は昔は巻物であり法華経は十巻二十八品)においても序・正宗
・流通分があるのです。無量義経と序品は序分であり 方便品より人記品に至るまでの八品
は正宗分なり、法師品より安楽行品に至るまでの五品は流通分なのです。その教主を論
ずるならば始成正覚の仏、本無今有 (もとなくしていまあり:久遠の本地を明かさず今の
成仏を論ずる)百界千如を説いて已今当(過去・現在・未来)に超える随自意で難信難解の
正法なので す。)